2018. Oct. 30
私たちの生活に欠かせないツールであるスマートフォン。ネットで調べものをしたり、動画を観たり、家の中でも外でも大活躍です。大容量のデータを使う時のために、Wi-Fiを利用しているという方も多いと思います。しかし、Wi-Fiにつないでいるのにパケット通信が消費されていた経験はありませんか? 今回はWi-Fiなのにデータ量を消費してしまった理由について解説します!
iPhoneのiOS 9以降では、Wi-Fiの接続状態が悪い環境にいるときであっても、インターネットを利用することができるための機能として、「Wi-Fiアシスト」が搭載されました。これは、Wi-Fiの接続状態が悪い場所では自動的にモバイルデータ通信に切り替えてくれるというものです。
Wi-Fiがある環境であれば、モバイルデータ通信よりもWi-Fiの方が通信速度も速くて安定しています。さらにバッテリーの消費も当然少なくてすみます。これまでのiPhoneでは、Wi-Fi環境では、たとえ接続状況が悪くても一生懸命Wi-Fiに接続しようとしていました。しかし、このWi-Fiアシスト機能の登場により、状況に応じてWi-Fiとモバイルデータ通信を自動で切り替えてくれるようになったのです。
しかし、このWi-Fiアシスト機能が作動すると、Wi-Fi通信の接続状態が悪いことに気が付かずに動画など容量の大きなものを利用していると実はモバイルデータ通信に切り替わっていたということもあります。
家でも外でもほとんどWi-Fiでスマートフォンを利用していたはずなのに、なぜか月末が近づいたら「モバイルデータ通信の容量が足りません」なんて通知が来た経験がある方はこれが原因だったかもしれません。
便利な機能ではありますが、不安な方は、Wi-Fiアシスト機能をオフにしておくとよいでしょう。
それでは、Wi-Fiアシスト機能をオフにする方法を見ていきましょう。
まずは「設定」アイコンをタップします。
続いて、「モバイル通信」をタップします。
画面の下の方までスクロールしていくと、「Wi-Fiアシスト」という項目がオンになっているので、タップしオフにします。
これでWi-Fiアシスト機能をオフにすることができました。
Wi-Fiアシスト機能は、スムーズにスマートフォンでのデータ通信を行いたい人には便利な機能ではありますが、意図せずモバイルデータ通信の通信量が増えてしまう可能性もあります。普段からWi-Fiをメインで使用するという人は、このようにWi-Fiアシスト機能をオフにしておきましょう!