2018. Aug. 21
ウイルス感染といえばPCのイメージですが、スマホにもウイルス感染のリスクがあるんです。
ウイルスにかかるとどんなことが起こるのか、ウイルスから守るためにはどんな方法があるのか株式会社ドリームIT研究所 社長 木村さんに聞きました!
人間の病気と違い、感染していても感染したことが分からないことが多いのもスマホウイルスの厄介なところです。どんな症状が起きるのかチェックしましょう!
その他身に覚えのない迷惑メールが沢山くるというのは、自分が感染した場合もありえますが、自分のメールアドレスを登録している知人のスマホやPCから情報が漏れている場合もあります。
電池の減りが早くなったり、カメラのフォーカスがうまく合わなくなったりするような場合は、どちらかというとウイルスよりもスマホの故障が疑われることが多いようです。
ここ数年では金銭的な被害のあるウイルスも急増しています。
様々な被害がおこりますが、代表的なものを紹介しましょう。
これらは一例で、犯人がスマホを踏み台にして他人を攻撃することもあり、いつの間にか犯罪の片棒を担がされることさえあります。スマホの情報や機能を使えなくして、直すための身代金を要求するランサムウェアというものもあります。
考えるだけでもぞっとするスマホのウイルス。では、ウイルス感染を防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか? いくつか具体的な対策をご紹介します。
ウイルスはインストールされて、始めて稼働できるようになるので、インストールされないように不審なダウンロード要求や脅迫じみたインストール要求に応じないことです。
犯人はどんどん巧妙化してきていますので、ちょっとでも疑わしい場合は、メール送信者となっている企業や組織の公式サイトでばらまき型メールに関する注意喚起が公開されていないか、送信者やタイトルをネット検索して確認すると良いでしょう。
怪しいサイトに訪問すると知らないうちにウイルスインストールのきっかけを与えますので、怪しいサイトに関しても確認することが大切です。
OSやソフトの脆弱性を衝かれないように常に最新のバージョンに保つことも必要です。
万が一ウイルスであると判断できずにメールやメッセージの添付ファイル等を開いてしまっても、セキュリティソフトが検知・駆除してくれて、被害を回避できる可能性があります。
無料のサービスもあるので、試し導入もできますが、セキュリティソフトに見せかけたウイルスもありますので、名前の通ったセキュリティソフトの使用がおすすめです。
セキュリティソフトを導入している人は年々増えているもののまだ少ないです。
(情報セキュリティ白書によるとセキュリティソフトやサービスの導入率は、Android 利用者では有償が22.8%、無償が36.6% 、iOS では有償が15.2%、無償が14.1%)
iOSは、Apple Inc. によって厳しく審査されたアプリしかインストールできないよう制限されているため、ウイルス感染確率が低いのが現状です。
一方、Androidは設定変更をするだけで公式マーケット以外から入手したアプリもインストールできるのでウイルス感染の危険が高いです。
どちらのOSにしても、日ごろから注意してスマホライフを楽しみましょう!
IT業界で30年以上の経験。近年はビッグデータの研究・開発・教育を主導。ビッグデータに必要不可欠な個人情報保護、セキュリティ関連にも造詣が深い。 株式会社ドリームIT研究所 社長、社団法人国際ヘルスケア・マネジメント機構専務理事 http://dreaminstitution.com/kimura.html