2019. May. 23
九州のオーガニック野菜の宅配サービス「VEGERY」と運営会社「ベジオベジコ」について、全3回にわたってお伝えしている今シリーズ。最終回となる今回は、満を持して野菜を実食します。超人気商品である噂のブロッコリーも食べてみました!
第一回:とれたて野菜が東京の食卓にすぐ並ぶ!宮崎発の八百屋さん「ベジオベジコ」
第二回:農家をもっとハッピーに!野菜宅配サービス「VEGERY」誕生秘話インタビュー
取材にお伺いしたのは、2018年12月に渋谷にオープンした実店舗「ベジオベジコ」。ほかに根津にも店舗があります。両店舗とも宅配サービス「VEGERY」の配送拠点を兼ねていて、東雲、駒沢大学の配送拠点と合わせて都内計4カ所から、最短一時間で新鮮野菜が届く仕組みです。
代表の平林さんいわく、「もともと宅配サービスを中心に考えていたのですが、玄関先まで配達する人たちの顔をお客様に知って頂いたほうが安心感を持ってサービスを使ってもらえると思い、実店舗も立ち上げました。それに、例えば同じバナナでも完熟が好きな人も青いほうがいい人もいますので、直接手にとって商品を選びたい方は、店舗を利用されています」とのこと。
お店から漂うのはさり気ないオシャレ感。暖簾がかかる昔ながらの八百屋の風情がありつつも、明るくて入りやすい雰囲気が印象的でした。有名フードセレクトショップを手がけるデザイナーさんが店舗デザインに携わっていると聞いて納得。「野菜が主役になるお店」をコンセプトにしているそうです。
野菜やフルーツは8割以上が宮崎県産のもの。その内容は季節ごとに変わりますが、葉野菜、果菜、根菜、きのこ、フルーツとバランスよく揃っています。また野菜だけでなく肉、魚、卵、加工品、調味料などなどもありました。例えば肉なら抗生物質不使用のものを扱うなど、野菜に引けを取らない品質にこだわっています。
平林さんに、野菜のおすすめの食べ方を伺ってみました。「洗って、そのまま齧るのが一番野菜の味が分かりやすいと思います。サラダもいいんですがドレッシングをかけると味が分からなくなってしまうので、まずは何もかけずに食べてもらいたいですね。あとは、素焼きにしてオリーブオイルと塩を少しかけたり」。
野菜一つひとつにおすすめの食べ方が紹介されているので、それを参考にするのも良さそう。また、店舗のスタッフに食べ方を相談することもできます。
取材終了後、実際に野菜を購入して自宅で食べてみました!今回購入した野菜はこちら。
第一回の記事でもお伝えした、大人気だという福重さんのブロッコリーももちろん入手。それから、同じく福重さんの水菜。栽培の難しさから生産が途絶えかけたという幻のナス、佐土原ナス。眩しいくらいに色鮮やかなパプリカと紫玉ねぎが、彩りを添えてくれました。
まずはブロッコリー。洗ってそのまま味見をしてみたところ、そのクセのなさにびっくり! 味を足すのがもったいないように感じて、茹でて塩とオリーブオイルだけでいただきました。いつものブロッコリーに感じる苦味は全くなく、ブロッコリー独特の旨味や香りはしっかりあります。根強いファンがいるのも納得。
予想外に感動したのがナス。こちらはおすすめの食べ方として紹介されていたステーキにしてみましたが、一口齧ると旨味のつまった水分がじゅわっとわきだし、香ばしい皮の風味と相まってほんとに美味しいんです。
パプリカと紫玉ねぎはマリネにしてみました。パプリカはまるでフルーツのような爽やかな甘さ。紫玉ねぎまで甘いのにはおどろきました。
パプリカと紫玉ねぎは、水菜と合わせてサラダにも。クセがまったくない水菜はもりもり食べられました。
どれもこれも、普段スーパーで買っている野菜とは段違いの美味しさ!一口食べれば間違いなく違いが分かる、期待を上回る味に大満足でした。
全3回にわたってお送りした、ベジオベジコの野菜の魅力。サービスの込められた思いを感じると同時に、その野菜の美味しさに心底魅了されました。普段の食事を豊かにしてくれる九州野菜の味を、ぜひ店舗や宅配サービスで体験してみてください。
ベジオベジコ渋谷
東京都渋谷区南平台町2−12
TEL:03−6809−0363
営業時間:10:00~19:30
定休日:無