2017. Sep. 9
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子供たちのお揃い服をおうちで作りたい!おすすめの方法を教えて。
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シルクスクリーンキット「SURIMACCA」で刷りまっか? |
アイロンプリントシートを使って子供の服にプリントしてみたことがあるけれど、たった一度のお洗濯で剥がれてしまって台無しに…。一般的に販売されているTシャツと同じ「シルクスクリーン印刷」という方法ならお洗濯しても大丈夫らしい!と知り、自宅でシルクスクリーン印刷を楽しめるキット「SURIMACCA(スリマッカ)」を試してみることにしました。
名前ぐらいは聞いたことがあった「シルクスクリーン印刷」。なんとなく難しそう?と思っていたのですが、調べてみると意外にシンプルなものみたいです。
メッシュ状の「版(スクリーン)」に印刷したい図柄の「孔(あな)」を作り、その孔の部分にだけインクを浸透させて印刷するのが「シルクスクリーン」という手法なのだそう。イメージとしては「ステンシル」にも似ていますね!
「SURIMACCA」はそのシルクスクリーン印刷を自宅でも手軽に楽しめるキットなんです。
特徴的なのは「版」をセットするための「フレーム」をブロックのように自在に組み替えられること。刷りたい版のサイズに合わせて組み立てができて、バラバラにして片付けられるというのがお手軽なポイントなんです。
私は基本的なアイテムが揃った「SURIMACCAセット(製版付き)」を注文してみることに。
セットの注文時に、製版する「版」のサイズと「メッシュ数」(版の目の粗さを示す数字。印刷したいものや使用するインクの種類によって適するメッシュ数が異なる)を合わせて選びます。
使いたい色のインクも合わせて注文しておきましょう。
注文完了後、製版するデータの入稿方法についての案内がメールで届きます。案内に従って、指定の形式(ai/psd/pdf/jpg)によるデータ入稿、もしくは白い紙にマジックなどのはっきりした黒いペンで書いた絵をコピーして郵送のどちらかで入稿します。
ちなみに私はこんな画像をデータ入稿してみました。ランダムに並べた図形と、子供たちの名前の頭文字から「K」と「R」を組み合わせてみたものです。
入稿データに問題がなければすぐに製版して発送してくれるようで、数日後には一式が手元に届きました。
SURIMACCAセットの中身。カラフルでかわいい〜♪
まずはフレームを版に合わせたサイズに組み立てます。
この薄いフィルムのようなシートが「版」です。これをフレームにセットしていきます。
版はたるみなくピンと張るのが重要。焦らず、しっかり・・・。
角にピンク色の「浮かしパーツ」をはめたら、マスキングテープで隙間を埋めて準備完了。
印刷したいものの上に版を置いて、インクをのせます。刷っている途中でインクが足りなくなるとちゃんと印刷できない場合があるそうなので、たっぷりと!
薄手のものに印刷するときは、裏側に台紙を挟むのもポイント。安定して刷りやすくなり、インクの染み込みも防ぐことができます。
スキージーを45度に持ってインクをぐぐっと刷ります!版は動かさないように・・・
最後まできれいに刷れると、うっすらと版の図柄が浮かび上がって見えます。あとは版をゆっくりと外してインクを乾かすだけ!版の上に残ったインクは回収してボトルに戻しておけば再利用できます。
子供たち用のTシャツは黄色で刷って乾かしたあと、水色を重ねて二度刷りしてみました。
白いTシャツへの印刷はバッチリ!色を変えて刷りたいときは版をきれいに洗ってしっかり乾かしてから。あえて混色させたい時はそのまま重ね刷りしてもOKです。
子供たちにお揃いTシャツを着せてみました。「これママが作ったの?!いいね!」と長男。
自分用にはブルーのワンピースのスカート部分とエコバッグに印刷してみました。素材や生地の色によって仕上がりや風合いが違ってくるのもまた楽しいです。
100円ショップで買ったキャンバスにも。左側の黒インクの方は長男に刷ってもらいました。まだちょっと難しかったのか図柄がズレてしまったのですが、これはこれで意外とオシャレかも!?
一度版を作ってしまえば色々なものに何度も刷ることができるので実はとっても経済的です。職場や子供のクラスのオリジナルTシャツなどであれば、自分たちで楽しんで作れてコストも抑えられるので一石二鳥ですね♪
シルクスクリーン印刷が気になってしまったそこのあなたもぜひ!これまでにない印刷キット「SURIMACCA」でおうち印刷に挑戦してみてはいかがでしょうか。
・SURIMACCAセット 税込¥3,333〜(※製版の有無、版のサイズによる)
・SURIMACCAインク 税込¥648〜