2018. Jul. 28
3Dの映像を見たことはありますか?特殊なメガネをかけると、動画や画像が飛び出して見えるアレです。最近は3Dの映画なども広まってきましたね。
その3D映像を、自分で簡単に撮れるカメラがあります!…と聞いても私、正直言ってこれまで「普通の動画や写真で十分じゃない?」と思っていました。でも実際に試してみたところ、これが想像以上に面白かったんです。今回はその体験をお伝えしたいと思います。
今回使ったのは、「WEEVIEW 3Dカメラ SID WV3000」です。
手のひらサイズの本体に、レンズが2つついているのがわかると思います。ここが、撮った映像が3Dになる秘密。
私たちは普段、左右の目に映るものの距離や角度のズレを無意識に捉えて、奥行きを把握しています。「WEEVIEW 3Dカメラ SID WV3000」はそれを再現し、2つのレンズを通して左右で少しズレた映像を撮影することで、映像が立体的に見えるという仕組みだそう。撮った映像を3Dで見るには、VRレンズやゴーグルが必要です。
では撮影してみましょう!
使用前に、カメラ本体にマイクロSDカードをセット。撮った映像データはここに保存されます。さらにスマホに専用アプリをインストールします。
カメラを使うには、スマホと連携させる必要があります。カメラ本体の電源を入れたら、続けてwi-fiボタンをオン。スマホのwi-fiもオンにして、カメラと接続します。
カメラの上部にシャッターボタンがあり、ここを押すと撮影できます(アプリのボタンでもシャッター操作が可能)。
カメラ本体にはファインダーや液晶画面はありません。撮影している映像を確認するには、スマホのアプリが必要です。アプリにはカメラを通した映像がリアルタイムで映ります。
動画など、アングルを細かく気にしなくてもいいような場合は、スマホはポケットなどにしまったままでも撮影は可能です。
では、実際に撮った写真をご覧ください。3Dカメラを使わないと立体的には見えないのですが…どんな写真になっているのでしょうか?
左右の画像を比べると、角度が少し違うのがおわかり頂けるでしょうか?
画像と動画を切り替えるには、電源ボタンを一回押せばOKです。
動画だとこんな感じです。
この画像や動画を3Dで見るには、VR用レンズやゴーグルが必要です。今回はカメラと同メーカーの「WEEVIEW SID VR LITE」を使用しましたが、お手持ちのもの があればそれでもOKです。
レンズをスマホの中央にセット。2つの画像が左右それぞれのレンズから見えるように配置します。
その状態でレンズをのぞくと…映像がしっかり立体に見えました!
画像の場合は、手前にあるものはそのまま、奥にあるものは後ろに下がったように見えています。手を伸ばしたら触れそうな感覚。
動画だともっと迫力満点!まるで自分が動いているような錯覚に陥って、ちょっと眼が回りそうになりました。ただのブランコや滑り台ですが、かなり臨場感のある動画が撮れてびっくりしました。
実際の3D映像をお見せできないのが本当に残念…。もしお手元にVR用レンズがありましたら、ぜひ上の画像を見てみてください。
ちなみに撮った映像は、2D用のものに切り替えることもできます。VR用レンズを持っていない人に画像を渡したいときなどは、こちらを使えばOKです。
今回初めて3Dカメラを使ってみましたが、その面白さにびっくりしました!周りにも映像を見せてみたところ、「わー、すごい」「おお、結構本格的なんだね」と小さな歓声が上がったほど。ただ、撮影のたびにWi-Fiに接続する必要があるなど、操作性には改善の余地を感じました。このあたりがもっと洗練されたらより手軽に撮影が楽しめるかなと思います。
お出かけの予定が増えそうなこれからの季節、旅行やレジャーのおともに3Dカメラはいかがですか?普通のスナップ写真よりも、思い出が鮮明に残せそうです!
WEEVIEW 3Dカメラ SID WV3000
大きさ:80×40×19.5mm
重さ:60g
利用可能時間:約3時間(フル充電約2.5時間)
対応OS:iOS 9.x以上、Android 5.x以上