趣味・エンタメ

大人の社会科見学?仕事旅行社のツアーで見習い製本家になってみた

2016.12.07

自分なりの仕事のスタイルも出来上がりつつある30代。でも、「このままでいいの?」という漠然としたモヤモヤ感を抱える時期でもあります。いつもと違う休日を過ごしてリフレッシュしたり、憧れの世界を体験してみたい・・・そんな今の私にぴったりなサービス「仕事旅行」を初体験してみました。

「仕事旅行」ってどんなサービス?

仕事旅行は「旅行に行くような感覚で、憧れの職場を気軽に訪問・仕事を体験できる」ツアーサービス。いわば「大人向けの社会科見学」です。体験できる職種は約150種類!たとえば「お花屋さん」や「お菓子屋さん」など、子供の頃に憧れたあの夢だって簡単に叶えることができるんです。

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さっそく気になるツアーに申込み

旅の手続きは簡単です。仕事旅行のウェブサイトから参加したいツアーを選んで申し込むだけ。丁寧な手仕事の世界に憧れのある私は「製本家になる旅〜旅の思い出を本にしよう」を選びました。予約が完了したら、持ち物や注意点をよく確認して当日に備えます。

見習い製本家になる旅へ!ドキドキの体験当日・・・

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今回私がお世話になったのは、「空想製本屋」さん。「本と人とのあいだを繋ぐ」というコンセプトのもと、手作業で一冊ずつ本を仕立てる製本家・本間あずささんが旅のホストです。同じ日に参加したのは私を含めて初対面の女性3名。普段の活動や参加理由はさまざまでしたが、みな同じテーマに興味を持って集まっていることもあって自然と和やかな雰囲気です。

1.仕事への理解を深めるオリエンテーション

まずは本間さんが仕立てた本の一部を見せていただきながら、これまでのお仕事について伺いました。

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小さな豆本は、仕立て直した本と依頼主の出会いの「記録」。生まれ変わった本と同じ素材を使って、依頼主に一冊、本間さんの手元に一冊残しているそう

学生時代に手製本に出会ってから、この仕事で独立することを心に決めていたという本間さん。現在の製本家としての活動は、依頼主から預かった既存の本の「仕立て直し」、結婚式のアルバムや作品のポートフォリオといったオーダーメイドの手製本、ご自身で企画・発行されているリトルプレスに製本教室と多様です。一人一人、一冊一冊にじっくりと向きあうことを大切にしながら、本と人との関係性を紡ぐ場を広げてこられたのが伝わってきます。

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本間さんが手がける手製本のリトルプレス。使用している紙や糸は庭の草木で染められたもの

2.手製本の基本や歴史についても教わります

本間さんが手がける本の「仕立て直し」は、依頼主から預かった大切な一冊を解体する作業から始まります。バラバラになった本を新たに綴じ直し、本と持ち主との間にある関係性や思いを大切にしながら、たったひとつの「特別な一冊」へと生まれ変わらせていくのだそう。そのためには、様々な本の構造や紙の性質、製本に使う道具や歴史といった知識も欠かせません。

工芸的な製本はヨーロッパ由来の文化で、本間さんもヨーロッパの伝統的な手製本の歴史や文化、技法を学んだのち、ご自身のスタイルへと辿り着かれたそうです。全く知らなかった世界の一端に触れて、もっとこの分野について学んでみたくなりました!

3.仕事に使う道具や工程の実演

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糸綴じや本の背を整える工程の実演

続いて、本の形態や厚さ、表紙に使う素材やデザインによって、様々な道具を使い分ける様子を実演を交えながら解説していただきました。通常は見ることのできない作業を目の前で見学できるのはとても贅沢な体験!ひとつひとつの工程をすべて手作業で丁寧に行う様子から、その一冊だけの表情や温もりが育っていくのが感じられます。

さて、このあといよいよ私も手製本の体験をさせていただくのですが、続きは後編で。次回は「製本家になる旅」後半の様子とあわせて、仕事を旅するユニークなサービスを生み出した仕事旅行社・田中翼さんへのインタビューもお届けします。

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seta

seta

理想のワークスタイルを模索中な兼業主婦です。夫と2人の息子たちと金魚と暮らしています。