2018. Oct. 15
プレゼンテーション資料などを作成するときに便利なMicrosoftのPowerPoint(パワーポイント)。レイアウトが比較的自由にできることから、オンでもオフでも重宝するアプリケーションです。今回は、標準設定で横向きになっているスライドを、縦向きに変更する方法をご紹介します。
WindowsやMacのデスクトップ版でも、Office 365のオンライン版でも、最新バージョンで(2018年9月現在)あれば、スライドの向きを変える基本的な流れは同じです(メニューや機能の名称が少し違う程度)。ここではMicrosoft Office 365 Businessの「Microsoft® PowerPoint® for Office 365」、Windowsデスクトップ版を例にしていきます。
プレゼンテーションを開いたら「デザイン」タブを開きます。
「ユーザー設定」グループにある「スライドのサイズ」から「ユーザー設定のスライドのサイズ」を選択します。
「スライドのサイズ」というダイアログが表れるので、右側上部にある「スライド」から「縦」を選択して「OK」をクリックします。
次にコンテンツの扱い方を設定するダイアログが出てきます。領域を最大限に活用する「最大化」か、コンテンツが縦向きページに収まる「サイズに合わせて調整」 を選択しましょう。
縦向きになりました。
縦横比16:9の横向きスライドを縦向きに変えたので「思ったより縦長すぎる」と感じるかもしれません。「スライドのサイズ」ダイアログで、左側にある「スライドサイズ」のプルダウンから「画面に合わせる(4:3)」を選んでおくと見慣れた感じになるでしょう。
「デザイン」タブの左側に「ページ設定」というグループがあります。「スライドの向き」メニューから「縦」を選択すればOKです。
パワーポイントでは、あらかじめ用意されているものでも、後から自分で挿入したものでも、テキストボックス単位で文字列の方向(横書き / 縦書きなど)を設定することができます。「スライドを縦向きにしたからには、入力する文章も縦書きにしたい」という場合は設定しましょう。
変更したいテキストボックスを選択状態にしたら「ホーム」タブを開きます。
「段落」グループにある「文字列の方向」メニューから、横書き、縦書き、回転など、好みのものを選びます。
さらに、テキストボックス内のレイアウトを変えるには、「文字の配置」メニューから、右揃え、中央揃え、左揃えを選びます。もっと細かく調整したい場合は、その他のオプションで設定するといいでしょう。
「文字列の方向」で縦書き、「文字の配置」で中央揃えを選ぶと、こんな感じになります。
とっさの時に知っておくと便利なパワーポイント縦向きの仕方でした!