2017. Sep. 28
就寝前の時間をどう過ごすかが睡眠の質に大きく作用し、ひいては朝の目覚めにも影響すると言われています。不眠や目覚めの悪さでお悩みの方のために、就寝前にしておきたいことについて、眠りのプロ、寝具の老舗「東京西川」のスリープマスターさんに教えていただきました。
就寝の約1時間前に、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かるのがおすすめ。入浴することで血行が促進され、身体の芯から温まり、入眠しやすい状態を作ることができます。温熱効果に加え、適度な水圧が加わることで、リンパを刺激。代謝アップの効果も期待できます。心臓疾患などをお持ちの方など、全身浴による身体への負担が気になる場合は、発汗作用の高い半身浴もおすすめです。
入眠しやすい状態を作るには、リラックスすることが欠かせません。香りには体や心を落ち着ける作用があると言われており、就寝前に心身を緩めるのに最適です。安眠に効果があると言われているのは、ラベンダー、オレンジスイート、ローズ、カモミールといったアロマ。いずれもリラックス効果が高く、スムーズに入眠へと誘ってくれるはずです。
逆に就寝前に注意したいのは、強い光です。コンビニなどの明るい照明やテレビはもちろん、パソコン、スマホが放つブルーライト、さらには自宅の蛍光灯の光にも脳を活性化させ、寝つきを悪くしてしまう可能性があるのだとか。就寝の一時間前ぐらいからは強い光を避け、室内の照明も暖色系に切り替えるなど、脳を刺激しないよう心がけましょう。
就寝前に心身がリラックスした状態を作るには、「活動」から「休眠」へと体と心のモードの切り替えが必要です。上手にコントロールして、睡眠の質を高めていきましょう!