2018. Jan. 7
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日ごろあまり動物と触れ合う機会がないなあ…
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東京のど真ん中に牧場があるんです!大手町牧場に行ってみたら? |
日頃あまり触れ合う機会のない動物たち。都会にいると特にその機会は少ないですよね。ところが、東京駅のほど近く、大手町に2017年8月に牧場ができた?!というお話を聞いて、お邪魔してきました!
総合人材サービス会社「パソナグループ」。最近では、農業分野の人材育成や地方創生の取り組みにも力を入れているそう。今回お話を伺ったのは、牧場責任者の宮﨑さん。
もともと、京都府京丹後市で西日本最大級の道の駅、丹後王国「食のみやこ」を運営されていたそうですが、今回なぜ大手町に牧場を作ることにしたのかとっても気になりますよね。
詳しくお話を聞かせていただきましょう、と…その前にやっぱり動物たちが気になる!
大手町牧場にいるのは…
今はこちらの8種類です。なんといっても可愛かったのは10月に生まれたばかりの子ヤギ…!まだずんぐりむっくりとしている体つきがたまりません。
そのほかにもミニブタや、牛、フクロウなどビルの中とは思えないほど。
もちろん一般の方でも見学が可能です。放牧スペースは入場することはできませんが、飼育員さんが近くに連れてきてくれたりするので、とっても近くで見れるようになっています。
とってもかわいい動物に癒されましたが…なぜビルの中に牧場を作ろうと思ったのか教えていただきました。
ここ20年ほどで約4割に減少したと言われている酪農人口。次世代の担い手不足が顕著になっています。しかし、牛舎を建てる、搾乳機を買うなど、参入のハードルが非常に高い上に場所も限られているのが現状です。
農業の場合、全体の就農人口は減少傾向にはありますが、足元の新規就農者は増えているんだとか。農業のイメージも変わり、若い人の農業への関心が高まっているそうです。
大手町牧場は、酪農業界の情報を発信し、多くの人に興味・関心を持ってもらうために、アクセスも良く訪れやすい都心のビルの中に設立したそうです。
室内で飼育をする際に気になるのが菌とニオイ。
人体、動物に影響のない次亜塩素酸を噴霧しているため、室内でのニオイはあまり気になりませんでした。また、靴の裏から菌が移動することを防ぐために、消毒液が入っているマットを踏んでからの退出が義務付けられていました。
スーパーできれいに陳列されている食材からはなかなか食に興味をもつのは難しいもの。そこで大手町牧場では食へ興味を持ってもらうキッカケとして、食育体験講座をしています。となりに併設されたカフェではソフトクリームなども食べることができるんですよ。
食育講座として、バター作り、アイスクリーム作りなどを体験できます。今回はアイスクリーム作りを体験させてもらいました。(HPより要予約、1,000円/人)
お子さんでも30分弱でできるそうで、編集部2人は20分弱で完成!
材料を量って、砂糖・塩のザラザラが無くなるまで混ぜ…
アイスクリームメーカーで無心にぐるぐる。
完成したアイスは甘さ控えめでとっても美味しい! オススメのブルーベリージャムを乗せていただくと、酸味と混ざってとっても美味しかったです。
バター体験の時は、作っている間に説明もあるそうで、バターがどうやってできているのか、どのくらいの牛乳でバター1つになるのか、などを教えてくれるそう。
実際に牛を見た後で、牛乳を使った食べ物を食べると、食について考える機会になりそうです。
こちらに写っているフラミンゴ、左右の2羽ずつで色が違うの、分かりますか? もともとは同じ色のフラミンゴだったそう。
これは、食べるものの色で変わっているそうです! 右側の赤が濃いフラミンゴは赤いエビなどを多く食べているんだとか。人間は体には出ませんが、日頃の食事が体に与える影響を考えさせられますね。
酪農に興味をもってくれる人を増やしたい、という目的で作られている大手町牧場ですが、まずは楽しむために行ってみてはいかがでしょうか? お昼時には近くのOLさんが癒されに来たり、土曜日には親子連れが買い物のついでに来ることなどもあるんだそうですよ。気軽に動物のいる牧場に遊びにいってみてくださいね!
・アクセス:東京都千代田区大手町2-6-2 JOB HUB SQUARE 13階
・営業時間:平日 12:00~18:00、土 12:00~17:00 (日祝は休館)
※ 事前予約または1F受付にて申込みをお願いいたします。
※ ビルの管理運営に応じて時間は変更となる可能性があります。
・入場料:無料
※ セミナー・体験講座など一部有料