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保護犬猫を飼うために、事前に知っておくべき大切なこととは OMUSUBI

2017.02.14

保護猫と里親希者が集う譲渡会に参加し、保護犬猫のことをもっと知りたくなった私。譲渡会を知るきっかけとなった保護犬猫と里親のマッチングサービス「OMUSUBI(お結び)」は、どのようにして誕生したのでしょうか? 運営会社である株式会社シロップ代表・大久保泰介さんにお話を聞きました。

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イギリスでは動物保護団体などから譲り受けるのが一般的!?サービス立ち上げの背景

大学時代、ロンドンに留学したことがあるという大久保さん。そこで日本とのペット飼育環境の違いに驚いたそうです。

「イギリスではペット飼うときに、ペットショップで買うのではなくブリーダーや動物保護団体から譲り受けるのが一般的です。また、リードなしでペットと公園を散歩できたり、電車にも一緒に乗れたりして、環境がすごく整っているなと思いました。社会人になってペット業界に携わるうちに、日本もそうなったらいいなと思ってこのサービスを立ち上げました」(大久保さん)

大久保さんご自身も、動物保護団体から引き取った愛犬「コルク」を飼っています。
中編でも触れましたが、里親になるためには動物保護団体による審査を通過しなくてはなりません。里親の審査はとても厳しく、原則として一人暮らしや高齢者の場合にNGを出している団体も少なくありません。

里親になるために必要なことを教えていただきました!

「団体によって審査基準は異なりますが、前提としてあるのは『犬や猫が幸せになるように』ということ。そのため、留守番時間が長くなったり、ひとりぼっちになるリスクはできるだけ避けたいのです。また、高齢者の場合動けなくなって散歩できなくなることも。ですがその場合、シッターや高齢者に後見人をつけるなどの対策を設けると条件が緩和されることがあります」(大久保さん)

では、私たちがペットを飼う上で必要なこととは何なのでしょうか。

「ペットは命ある生き物です。『飼いたい』という思いだけでなく、『家族として迎え入れ、終生飼育する』という覚悟がなければいけません。だからこそOMUSUBIを通じて、自分に合った運命の犬猫を見つけてもらいたいのです」(大久保さん)

初めてペットを飼う人でも、ちゃんとした覚悟と学ぶ意欲があれば決してハードルは高くないとのことです。

人に慣れている保護犬猫が多い理由

保護犬猫は人を怖がったりはしないでしょうか?

「ドッグトレーナーがいる動物保護団体もありますし、きちんとトイレなどをしつけているので、迎え入れる時点ですでにトレーニングができており、人に慣れている犬猫が多いです。病気についてもきちんと調べていますし、無理に飼ってもらいたくないのでこの後起こりうることも含めて飼い方を徹底的に厳しく教えてくれます。譲渡後もちゃんと飼い続けてもらえるように相談に乗ってくれますので、初めてペットを飼う人はむしろ飼いやすいかもしれません」(大久保さん)

本では、保護犬猫の悲惨な様子を伝えるネガティブな発信も少なくありません。保護犬猫と幸せに暮らしている方もたくさんいますので、ポジティブなイメージがきちんと伝われば、保護犬猫を飼うことへのハードルも下がるのではないでしょうか。

カフェでの保護犬猫との交流会などを企画中!今後の展望とは

最後に、今後の展望について聞いてみました。

「保護犬猫に関しては、首都圏よりも地方の方が多くの問題を抱えています。地方の動物保護団体の登録数を増やすとともに、行政が管轄している全国の動物愛護センターの情報もOMUSUBIに入れることが最終目標ですね。また、ネットだけでなく実際に保護犬猫と触れ合えるイベントをもっと増やすつもりです。『譲渡会』というと堅いイメージがありますが、カフェでの交流会も企画しているので、ペットに興味があるという人が気軽に来ていただけるといいなと思いますね」(大久保さん)

今まで保護犬猫のことをよく理解していませんでしたが、譲渡会に参加してみると、とても人懐っこくて愛らしい子たちに出合えました。

大事なのは、家族として迎え入れるということ。どこで出合ったかは、あまり関係ないかもしれませんね。将来ペットを飼いたいと思っているという人は、ぜひ選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

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酒井理恵

酒井理恵

ライター、編集者。情報誌の編集として働く傍ら、美容・ファッション・健康関連記事の執筆を多く手掛ける。