2016. Dec. 1
前編では、「オフィスおかん」を体験して、便利でおいしい魅力をお伝えしました!
ありそうでなかったオフィスでのお惣菜提供をおこなう「オフィスおかん」が生まれた背景や商品開発の裏側に迫ります!
「オフィスおかん」の商品開発のリーダーである大浦さんに伺いました。大浦さんは、管理栄養士で、食に関する講座の先生をしていたこともあるそう。そして、働きながらも、日ごろ家族の食事に気を配るお母さんでもあります。
社長が寝る時間をも削って働くような生活をした実体験から「食事の重要性」への気づきから、サービスが始まったのだそう。
「実際、とりあえずお腹を満たすだけでも、今日の明日で体調不良になったり、大きな影響を感じることが少ない分、多くの人が食事をないがしろにしがちになっているんです」と大浦さん。
筆者もパソコンの画面を見ながら、コンビニおにぎりを食べてお昼ご飯を済ますことが多いので、耳が痛いです。
「コンビニやファーストフードなど、脂と糖が中心の食生活を続けると、後々身体に影響が出てくるんです。すぐにすべての食事を変えることはできなくても、まずは1品だけでもおいしくて、健康的なものを口にしていただきたいと思って日々働いています!」(大浦さん)
おいしさ、安全面はもちろん、片手で食べられたり、温めずそのまま食べることができるラインナップを増やして、忙しさの合間にも食べることができる「お手軽さ」も追求しているそうです。
「オフィスおかん」の商品は、約25種類、そのうち3~6種類は月ごとにラインナップが入れ替わるそう。
販売データやカスタマーサポートへ寄せられる声を反映しながら「安心して、好きなものを美味しく食べてもらえるように」といろんな地方の工場や企業と連携して、それぞれ商品を作ってもらい、取り寄せているのだとか。オフィスにいながら東北から、沖縄まで全国各地のお惣菜が食べられるのも魅力のひとつですね。
すべての種類が必ず食べられるというわけではなく、各企業の売れ行きの分析やヒアリングによって納品比率を変えるなど、カスタマイズしてオフィスに届けているとのことでした。
さらに、「オフィスおかん」の商品は冷蔵保存で30日間と長持ちします。そんなに長いこと保存できるって大丈夫なの?と思い失礼ながら30日間もつ理由をうかがうと、「充分に殺菌されていますので、心配ありません。保存料などの食品添加物は使用していません」とのこと。さらに、おいしさを保つために、殺菌時には一般的なレトルト商品のような圧力をかけないなどの工夫もこらされているようです。
実際、導入している企業について広報の早坂さんにうかがうと、「サービス開始当初は、IT企業に多く導入いただいておりましたが、今は幅広い職種・業種の企業で導入されています」とのこと。
具体的な「おかん」活用事例を聞いてみると、おにぎりや白飯を持参して、おかずだけ「オフィスおかん」を利用する人や、残業中のおやつ替わりにする人、さらには買って帰っておうちの夜ごはんの一品に加える人もいるなど、自由に「オフィスおかん」を利用し、楽しんでいるとのこと。「おかん」を通じて社内コミュニケーションの一助になったりと、メリットが多いよう。福利厚生、健康増進、従業員満足度の上昇…とコスパがいいと考える企業も多く、導入数はうなぎのぼりのようです。
企業で導入したい人は、まずは各企業にあったプランの相談から、HPのホームページからお問い合わせをしてみるのがよいそう。
「オフィスおかん」についてうかがっていると、実は「おかん」という個人向け宅配サービスもあることがわかりました!
この「オフィスおかん」と同じ商品を自宅まで届けてくれるサービス。クタクタで帰ってきて、何品も夕食を毎日作っている人も、冷蔵庫に「おかん」のアイテムが入っていれば楽ができるかも?!
さらに、自宅用だけでなく、離れて住んでいる親御さんやひとり暮らしのお子さんへ送っているユーザーも多いのだそう。
また、小さなお子さんを持つママをサポートできるサービスとしても注目が集まっており、親子カフェでのメニュー提供など、新たな取り組みもスタートしているとのこと!
「おかん」の名の通り、おいしく、安全で、優しいサービスなのだなと感じました。食生活をどうにかしないとなと思いながら、動き出せなかった人も、「おかん」の手を借りてみるのはいかがでしょうか。