2016. Jun. 14
自分で選んだ生地を使い、服や小物の製造をプロの縫製職人に依頼できるサービス「nutte(ヌッテ)」。ユーザーインタビューの後編では、希望するデザインを上手に職人に伝える方法や、イメージを職人とすり合わせする方法、「ヌッテ」を利用したことで実現した理想のライフスタイルなどについて聞きました。
渡部:希望するデザインを、遠隔で職人さんに正確に伝えるのは難しくありませんか?
私は手書きのイラストを生地と一緒に送り、生地のこの部分を、完成品のここに使ってください、ということをイラストで伝えています。
写真で送る機能もあるのですが、私はパソコンが苦手で、写真の送り方がわからないので・・・。バッグやブラウスなどを依頼するときは、完成品と同じ形の私物を職人さんに送って、「これと同じ形で作ってください」とお願いしています。
渡部:イメージ通りの物が出来上がってきますか?
はい、すべてイメージ通りです。例えば、このボトルケースは、布の黄色い柄を中心に持ってきてくださいと職人さんに指定し、その通りに作っていただきました。
マイページ上のメッセージ機能で職人さんとやり取り出来るので、意思疎通にも困りません。職人さんから「ここはこうした方が良い」というご提案をいただけることもあります。
メッセージ機能を使い、職人に質問をしたり、細かい指示をしたりできます。鈴木さんがクッションを依頼したときは、職人からファスナーの着け方や、デザインについて提案が。
職人さんは、依頼者さんの希望や製作品への想いを汲んで、適切なアドバイスをする方も多いです。
渡部:それなら良い物が出来上がりますね。
エコバックを依頼したとき、ポーチも一緒にお願いしたら、細かい指示をしなくても、すごく素敵なポーチを作ってくださいました。予想以上の出来栄えで大満足です。
渡部:「ヌッテ」の製作品をお友達に見せることはありますか?
プレゼントしたこともありますし、お気に入りの布を使って、北欧の雑貨メーカー風の小物を作ったときは、友達から「すごくかわいい!それどこで売ってるの?」なんて聞かれたこともありますよ。
渡部:その反応は嬉しいですね。
はい、嬉しかったですね。
渡部:佐藤さんにお聞きしたいのですが、「ヌッテ」で最近人気の製作品は何ですか?
最近は、犬用の服やレインコートも増えています。お稽古事の衣装や、被介護者の方のために、その方の体にあった洋服をオーダーするユーザーさんもいらっしゃいます。時期によっては、入園グッズも増えます。
他のユーザーさんの依頼内容を見ているだけでも面白いですね。他の方の依頼を見て、「それがあったか」と気づくこともありますし。
渡部:職人さんに仕事を依頼する場合の料金は?
私の場合、ブラウスとクッションカバーなど4~5点で1万5000~1万6000円です。
渡部:その値段を、どのように評価していますか?
オーダーメードですから、私は高いとは思わないですね。好きな生地で好きな形の商品は、なかなか見つけられないので、そういう意味ではまったく高くないと思っています。
渡部:ヌッテに追加してほしい機能などがあれば教えてください。
そうですね、クレジットカードで決済できると便利ですね。今は振り込みなので。あとは、ファスナーなどの資材や、裏地などの生地などを買い揃えるのが面倒なので、それが揃うと便利かなと。
クレジットカード決済は・・・がんばります・・・。ただ、ファスナーなどの資材や裏地は、夏頃までにヌッテのサイト上で買えるようにする予定です。布の染色のサービスも準備しています。
それは便利になりますね!
渡部:鈴木さんは、「ヌッテ」で次に何を注文するか、決めていますか?
そうですね、やっぱり洋服か、クッションカバーですかね。「ヌッテ」で5回頼んで、手持ちの布がなくなってきたので、次の夏休みに北欧に買い物に行ってこようかなと思っています。夏休みに買って戻ってきたら、お願いしたいと職人さんに伝えています。
渡部:なんて素敵な暮らし!うらやましい!
といったところで、インタビューも長くなってしまったので、この辺りで終わりたいと思います。たくさんのお話を聞かせていただき有難うございました。
鈴木さんに話を伺い、服作りを依頼する方法も分かりましたので、私も「ヌッテ」でオリジナルの服にチャレンジしてみたいと思います!
埼玉県和光市に在住の鈴木さん。北欧のインテリアや小物、布が大好き。現在は子供が自立し、夫婦で2人暮らし。休日は部屋の模様替え を楽しむ。趣味はパン作り。