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【前編】無料で歌ってリフレッシュ!話題の音楽SNS「nana」は歌が上手い人だけのものではない

2016.07.12

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スマートフォンで自分の歌声を録音・投稿して交流するSNSがあると知ったのは最近のことでした。実は、今「音楽」を通じてつながる「nana」というアプリが密かに若者の話題を集めているのだそう。
5月にユーザー数が200万人を突破し、雑誌やウェブメディアなどでも取り上げられ、若い女性を中心に利用者が拡大している「nana」。利用者のおよそ70%が18以下の学生ということで、大人には押さえておかなくても良いSNSなのかもしれません。

実際、どんな使い方をされているの?

ふと浮かんだ疑問を率直に、株式会社 nana music の代表取締役社長CEOである文原明臣さんと、美人広報の鈴江美月さんに聞いてきました。

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右が代表取締役社長CEOの文原明臣さんで、左が美人広報の鈴江美月さん。

<今回使ってみるサービスはこちら>
nana – 簡単に録音&シェア!歌や楽器の音楽投稿アプリ
・気軽に歌ったり、楽器を弾いて、投稿すると反応が貰える
・有名アーティストとのコラボやオーディションができる
・セリフを投稿・聴くなどのライトな利用も楽しい

意外と(?) 大人の女性も気軽に利用している「nana」

つぶやきでも画像でもなく、音楽を軸にした独創的なSNSが「nana」。実は2012年の8月にスタートしていて、今年の5月末には登録者数は200万を突破しています。その大半が女性で、学生の利用者が多いというのも大きな特徴です。

Q:初めに、「nana」というサービスを簡単に説明していただけますか?

音楽を中心にしたSNSです。TwitterやInstagramの音楽版と言えばわかりやすいでしょうか。「ニコニコ動画」でも“歌ってみた”や“演奏してみた”といった投稿があり、一時期は人気を集めていましたが、それよりも圧倒的に手軽なのが特徴です。パソコンの知識や動画編集のスキルなどは必要なく、スマホを持っていて操作ができれば簡単に歌や演奏が投稿できます。

Q:ユーザーの大半が若い女性というのも手軽に投稿できるからでしょうか?

昨年のデータですが、ユーザーの76%が女性で、18歳以下が69%。22歳以下を含めると86%に上ります。学生の女性が大半なのは、録音や投稿が簡単にできる操作感も大きな要因だと思います。ただし、楽器演奏を投稿しているのはオジサン世代が多くて、プロでやっていた方やセミプロの方など、音楽スキルのある方もたくさんいます。男性の伴奏に合わせて女子中高生が歌を重ね撮りするコラボセッションがもっとも多いパターンですね。

Q:そうなると、大人の女性はあまり使っていないのでしょうか?

JUJUさんやmayo(岡本真夜)さん、レイチェル・プラッテンさんといったアーティストとのコラボ企画がきっかけで投稿するようになった方もいるようです。テレビ番組の出演や映画の主題歌が歌えるオーディションなどの企画も人気があります。

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「nana」を利用し、下の「ホーム」を押して何度かスマホの画面を横方向になぞると「見つける」の項目に。実施中のコラボ企画などはそこで確認できます。

歌が上手いことよりも、歌が好きなことが大切

Q:「nana」から実際にデビューしたり有名になったりしたユーザーもいらっしゃいますか?

本業が会社員の廣野ノブユキさんは、オリジナル曲の「Rainy」がアプリ内で流行して、楽曲投稿者数は3,500人、累計再生数が65万回以上になりました。それがきっかけで、5月にCD化とカラオケ配信も決まったんですよ。

Q:やっぱり歌に自信のある方が多いのでしょうか?

自信がないと投稿しちゃいけないという文化や価値観、雰囲気はほとんどないと思います。ツイキャス (TwitCasting) などで配信されている動画も、私生活をダラダラと垂れ流しているものも多いですよね? そんな感覚に近いのかもしれません。

自信よりも、歌が好きという感情がモチベーションになっていると思います。

ただ、コメントに「下手くそですみません…」とか書いてあっても、実際に聞いてみるとめちゃくちゃ上手だったりするので、そこは日本人特有の謙虚さなんでしょうね(笑)

Q:ユーザーは日本人ばかりですよね?

実はユーザーの国籍は113ヶ国。日本以外ではタイやアメリカからの参加が多くなっています。そもそも「nana」のようなサービスを作りたいと思ったきっかけは2010年に起きたハイチ地震のチャリティソング。有名アーティストたちが協力してリメイクした「We Are The World」の映像に衝撃を受けたからです。ユーザーが障壁なく音楽を楽しめるよう、世界中で使えるシステムを目指して作ってきたので、そのコンセプトは間違ってなかったんだと思っています。

歌があらゆる境目を越えてユーザーを結びつける

Q:“音楽は国境を越える”を実現しているわけですね。オンラインとオフラインの境目は越えていたりしますか?

SNS内の交流だけでなく、リアルなイベントも増えています。全国各地でユーザーたちがさまざまなイベントを開催しているようです。

われわれも昨年の夏に「nana フェス」というリアルイベントを開催しました。累計参加者は1,000人を越えました。

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大規模イベント「nanaフェス」。選抜ユーザーによるパフォーマンスの他、さまざまな音楽体験ブースが設けられています。

すでにバーチャルでつながっているからか親近感を覚えてすぐに仲良くなるケースも多いようです。バンドやユニットを組んだり、友人になったりするはもちろん、すでに結婚したカップルも把握しているだけで3組います。

Q:“ある意味、婚活にもつながるかもしれないんですね!?

「nana」や音楽に限ったことではありませんが、共通の趣味があるというのは重要なポイントなんでしょうね。

Q:「nana」の魅力はわかってきたのですが、それでも投稿するのを躊躇してしまう場合はどうすれば良いでしょう?(笑)

顔写真を使わず匿名でも登録できますし、投稿を非公開にすることもできますので、そこから始めても良いかもしれませんね。また、歌ではなくて「30問30答」などから参加するのもお勧めです。質問が録音された音源に合わせて質問に答えていくことで、自己紹介にもなりますので。ほかにも、リレー形式で歌をつないでいく「renga」など、ユーザー発のクリエイティブな企画がいろいろとありますので、それも活用してみてください。

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リズムに乗ってテンポ良く質問に答えていくことで、自己紹介が作れる「30問30答」。「50問50答」などの類似企画もたくさんあるので、活用してみましょう。

Q:ちなみに「nana」という名前は、あのマンガが由来ではないんですか?

よく聞かれるんですが、関係ないんです。「ラララ…」とか「ナナナ…」というハミングの響きから取ったものです。最初は「lala」という名前にしようと思っていたんですが、先を越されていたので「nana」にしました。

ハミングのように気軽に始めてもOK。誰かに聞いてほしいというわけではなくても、自分が歌いたいという理由で投稿しても良いSNSというわけです。いよいよ投稿しない理由はなくなってきました!! 実際に投稿した感想などは【後編】にまとめます。

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平格彦

平格彦

出版社を退社後、独立してライターやエディターなどとして活動。紙からウェブまで幅広く執筆している。http://www.pop-jpn.com