2016. Dec. 30
“家計簿三日坊主”の私が、一念発起して家計簿アプリに挑戦! 銀行やクレジットカードの入出金履歴などを連携してくれる「マネーフォワード」を使い始めました。詳しくはこちらの記事を確認ください。
今回は、アプリを開発・運営している株式会社マネーフォワードにおうかがいし、もっと便利に使いこなす方法から、お金を貯めるコツまでをお聞きしてきました!
お話をうかがったのは、マネーフォワードの企画からマーケティングまでを担当している森裕子さん。今や利用者数400万人を突破している超人気サービスですが、どんなユーザーが多いのでしょうか。
「一番多いのはビジネスマンですね。あとは女性の方や、家庭の主婦の方も使っていらっしゃいます。結婚や出産で家族が増えると、収入と支出がややこしくなり、資産管理をしなければという意識が高まる一方で、家計簿をつけるのが面倒になってしまうことが多いです。
マネーフォワードは、銀行やクレジットカードの収支を自動で反映してくれ、レシート撮影で入力の手間が省けます。これにより、『家計簿をいちいちつける』という作業がほぼなくなるんです」。
家計簿をつける上での大敵、「入力」と「分類」がほぼ自動という点は、まさにものぐさな私にピッタリ。でも、まだまだ「ネットやアプリで口座などを登録するのはちょっと怖い……」と思う方も多いかもしれません。
その点、マネーフォワードでは銀行の振込用パスワードや決済用パスワード、クレジットカードなどの番号そのものを登録するわけではないので、万が一スマホを紛失してしまった場合でも、クレジットカードを勝手に使われてしまったり、銀行口座の資金移動をされたりという心配はないそうです。
また、ユーザーのデータは暗号化され、さらに複数のサーバーに分けて登録され、金融機関並みのセキュリティで管理しているとのこと。
「個人情報として入力するのは最初の登録時のメールアドレスのみ」ということなので、アプリと個人を紐づけにくいのは安心です。
では、マネーフォワードはどのように使えば、もっともっと便利に、そして貯金アップにつながるのでしょうか。ユーザーのお悩み別に、対策をアドバイスしていただきました!
1.あとで撮影しようと思って、ついレシートを貯めてしまう
→支払いのメインをクレジットカードで行う
現金で払った場合、どうしても入力の必要が出てきます。レシートを撮影するだけといっても、貯まってしまうと面倒くさくなって三日坊主になってしまいがち。日々の支払いをできるだけクレジットカードで行い、クレジットカードを連携しておくことで、使った金額もどんどん自動で登録してくれるというわけです。
2.仕事とプライベートをわけたい
→グループ機能を使って、収支をわける
マネーフォワードの「グループ」機能を使い、「プライベート」「仕事用」といったグループごとの管理が可能です。仕事用以外にも、家族一人ずつのグループを追加してもオーケー。グループ全体の総資産も計算されるので、細かい部分を管理しつつも、資産全体まで幅広く見通すことが可能です。
3.ズバリ、お金を貯めたい!
→「家計診断」で無駄な出費を分析する
マネーフォワードには、「家計診断」という機能があります。これは、年収、年代、家族構成、住んでいる地域が同じような人でかつ黒字化できている家計からファイナンシャルプランナー監修のもと理想の家計を算出し、自分の支出との差をグラフで示してくれるものです。
これを見れば、自分の家庭は、どの項目で支出が多いのかが一目瞭然。たとえば携帯料金の差がずば抜けて大きければ、そこが見直しのポイント。こうして、支出を抑えることでも貯蓄につなげられます。
ところで、マネーフォワードを知り尽くしている森さんは、どんな風にマネーフォワードを使っているのでしょうか。気になったので、プライベートの利用方法をお聞きしてみました。
「プライベートでは、支払いをほぼクレジットカードで行っています」と森さん。現金払いを減らすことで、入力の必要のあるレシートがほとんど貯まりません。そのため、1週間分をまとめて週末に撮影するだけで済むそうです。
「また、主人のお小遣い用クレジットもグループ分けして同時に管理し、家庭全体の資産を確認しています」とのこと。
なるほど……! 日本では少額だとクレジットカード払いをする習慣がまだあまりないですが、管理のことを考えると、とても効率的ですね! スーパーをはじめ、サインレス対応の店舗も増えてきて、クレジットカードの使い勝手も年々向上しています。おまけにポイントも貯まるし、メリットは多そうです。
マネーフォワードを使うことで、改めて自分のお金の使い方、そして支払い方法など、お金に関すること全般を見直すきっかけになりました。
後編では、マネーフォワードを使って貯金額を増やしたユーザーさんの活用術をご紹介していきます。こちらもお楽しみに!