アウトドア・ホビー

モットーは「考えるな、とにかく撮れ!」 世界中で愛されるロモグラフィーの魅力

2019. Mar. 28

BY seta

壁と床いっぱいに敷き詰められたカラフルなアナログ写真!「LomoWall(ロモウォール)」と呼ばれるこの展示方法は、世界中で撮影されたアナログスナップ写真を何千、何万枚と並べて壁のように見立てるロモグラフィーオリジナルの展示方法です。

やってきたのはオーストリアのカメラブランド「Lomography(ロモグラフィー)」日本唯一の直営店「Lomography+(ロモグラフィープラス)」。入口で出迎えてくれる圧巻のロモウォールが、訪れた人をそのクリエイティブな世界観へと一瞬で引き込んでくれます。

 

ここにはすべてのロモグラフィー製品が勢揃いしています。フィルムカメラの知識が全くなくても気後れしないで訪れて大丈夫。どんな商品が自分に合うのかをお店の人に相談して一緒に選んでもらうこともできますよ。

さて、はじめてのロモ製品を選ぶ前に、まずは世界中で愛される「ロモグラフィー」の歴史やロモ流のアナログ写真の楽しみ方について探ってみましょう。

<TOPICS>
そもそもロモグラフィーって一体どんなブランド?
ロモグラフィーは、世界規模のコミュニティ!
ロモグラフィーの「10ゴールデンルール」って?

そもそもロモグラフィーって一体どんなブランド?

ロモグラフィー誕生のきっかけは1991年、ウィーンの学生と「LOMO LC-A」というソ連製のカメラとの偶然の出会いから始まります。プラハの街を訪れた際、2人の学生が手に取った飾り気がなく無骨なデザインのコンパクトカメラ。彼らは「どうせ撮れていないだろう」と可能な限り自由なスタイルで撮りまくったといいますが、現像してみた写真の思いがけない仕上がりに驚嘆!「LOMO LC-A」の唯一無二の写りに惚れ込み、すぐさまこのカメラの輸入を始めました。

彼らが発見した「LOMO LC-A」の魅力は、日常的にカジュアルに写真を楽しむ“Lomographic(ロモグラフィック)”なライフスタイルと共に広まりコミュニティとして成長していきました。一方その人気の高まりとは裏腹に、ソ連崩壊後の社会情勢によって既に生産減少の一途を辿っていた「LOMO LC-A」。彼らは生産継続のために尽力したものの、2005年にはロシアでの製造が完全に終了。その困難を乗り越えて今度は「自分たちで新しいLC-Aを作る」という新たなチャレンジへと舵を切り、2006年にはオリジナルよりも改良された「LC-A+」というカメラを誕生させます。

ロモグラフィーの代名詞。35mmフィルムカメラ「LOMO LC-A+」

2010年頃からはクラウドファンディングをスタートし、ファンのニーズに合わせた新しい商品を続々と登場させています。最新のクラウドファンディングでは、旅やストリートで活躍するコンパクトなワイドレンズ「Lomogon(ロモゴン)」のプロジェクトが達成されたばかり。LC-Aを彷彿とさせるいきいきとした写りを、フィルム・デジタルどちらでも楽しめる一眼レフ用の交換レンズは2019年の12月以降に購入できる予定なので、ぜひお楽しみに。

ハンドメイドのプレミアムレンズlomogon。対応マウントはNikon F、Canon EF、PENTAX K

 

ロモグラフィーは、世界規模のコミュニティ!

「ロモグラフィーはメーカーであると同時に、そのマインドに共感した人たちによる世界規模のコミュニティーでもあるんです」そう語るのは、株式会社ロモジャパンの広報を務める佐々木梨帆さん。

ロモグラフィーでは、Instagramのような写真SNSが始まるよりも以前からインターネット上で「ロモホーム」という名のコミュニティサイトを立ち上げて世界中のロモグラファー(ロモグラフィー製品の愛好家たち)が自由に写真を公開・交流できるようにしてきたのだそう。ロモホームを覗いてみれば、フィルム写真の表現の多彩さに誰もが夢中になってしまうはず。お気に入りのロモグラファーを発見してお手本にするのもいいですね。

hintos読者におすすめしていただいたのは、日本人の人気ロモグラファーGOCCHIN(ゴトウヨシタカ)さん。フィルムならではのアナログな技法を駆使したGOCCHINさんの幻想的な作品の数々、ぜひともチェックしてみてください。今すぐにでもフィルムカメラをやってみたくてウズウズしちゃいますよ。

ロモグラフィーの「10ゴールデンルール」って?

フィルムカメラを始めてみたいけど、難しそうと思って躊躇している人は多いのではないでしょうか。そんな人にこそ、初めてのフィルムカメラはロモがおすすめなんです。

ロモグラフィーには、「10 ゴールデンルール」というものがあります。これは、ロモグラフィーのモットーである「Don’t Think , Just Shoot(考えるな、とにかく撮れ!)」に基づいた写真を撮るという行為そのものを楽しむための心得のこと。

“10 Golden Rules of Lomography”
RULE#1 どこに行くにもLOMOをつれていこう。
RULE#2 昼でも夜でもいつでも撮ろう。
RULE#3 Lomographyは人生のジャマじゃなく、人生の一部です。
RULE#4 オシリの位置からも写してみよう!
RULE#5 できるかぎり被写体に接近して撮ろう。
RULE#6 考えるな!
RULE#7 早く!速く!
RULE#8 フレームにおさまるかなんて、知ろうとしなくてOK!
RULE#9 何が写ったか、わかんなくてもOK!
RULE#10 ルールなんかないさ!

これならなんだか自分にも撮れそう!って思えてきませんか?気軽に、自由に、既成概念を取り払って撮りまくるのがロモスタイル。失敗だってウェルカム!思いがけない結果との出会いを楽しむことができれば誰だってロモグラファーの仲間入りです。

さて、ロモグラファーとしての心構えができたところで、後編ではフィルムカメラ初心者の方にもおすすめなカメラやフィルムの選び方、直営店「Lomography+」で受けられるサービスについてご紹介しますのでぜひ合わせてご覧ください。

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