2017. Jul. 16
前編ではアプリ「LINE Creators Studio」を使ってLINEスタンプを制作しました。後編ではいよいよLINE Creators Market(ラインクリエーターズマーケット)で販売するための申請と、リジェクト(修正依頼)されたときの対処法をご紹介します。
完成したスタンプをLINE Creators Marketで販売するためには、審査リクエストをする必要があります。この審査を通過するとスタンプの販売が開始され、誰でも購入できるようになります。販売に至るまでには、大きく以下のステップがあります。
1. LINE Creators Marketにクリエーター登録をする
2. 販売するスタンプを選び、タイトルや説明文を入力する
3. 販売カテゴリを選択する
4. 審査リクエストを行う
5. 審査を通過したら販売を開始する
6. リジェクトされた場合は指摘された箇所を修正し再申請する
それでは、具体的に見ていきましょう。
これまでにLINEでスタンプを販売したことがない場合は、まずLINE Creators Marketにクリエーター登録をする必要があります。
アプリ「LINE Creative Studio」内で、制作してきたスタンプの右上にある「販売」をタップすると登録画面に移動します。
利用規約に同意したら、ユーザー情報し、クリエーター登録をします。指定のアドレスにメールが届くので、そこからクリエーター登録を完了します。
次に申請するスタンプを選びます。「次へ」をタップしたら、タイトルとスタンプの説明を日本語と英語で入力します。
次に、テイストカテゴリを設定します。LINE Creators Market内での検索結果に関連してくるので最も適切なものを選びましょう。今回作ったスタンプは「挨拶」が多いので、筆者は「挨拶」を選択しました。
最後に、入力してきたスタンプ販売情報と出展スタンプをプレビューで確認します。
最後に「審査リクエストを行いますか」と表示されるので「OK」をタップしたら完了です。審査の申請をしたことが、LINEのトークに通知されます。
審査期間は時期によって違うようですが、筆者の場合は申請から約9日後にLINEのトークに「承認」の連絡が届きました。
審査通過の連絡が来たら、スタンプを制作したアプリ「LINE Creators Studio」を立ち上げます。作ったスタンプのページにいき、ステータスが「承認」に変わっていることを確認したら、一番下の「リリース」をタップします。
スタンプは販売開始をしたら、画像の変更や修正ができないので、最後にもう一度確認をしましょう。
販売開始「OK」のボタンをタップしてから約1時間後、販売がスタートしました。
販売開始後、写真を提供してくれた友人や家族に連絡したところ、早速購入・ダウンロードしてくれました。販売価格は120円ですが、クリエーターに入るのはセットにつき約30円。1,000円分たまると振り込み申請ができます。ただし、振り込み手数料が540円かかるので、様々なスタンプを作り、売上金額がある程度貯まってきたら、まとめて振り込み申請をするのがおすすめです。
筆者は一度で審査を通過しましたが、スタンプの内容によってはリジェクト(修正依頼)される場合もあります。その例も確認しておきましょう。
例えば写真のように、ただ画像切り抜いただけの単純なものや、会話、コミュニケーションに適していないものはリジェクト対象になります。LINEのサイトに記載されているスタンプ審査ガイドラインを読むと、暴力や性的表現を含むものは完全にNG。その他に、うっかりやりがちなミスを以下でチェックしておきましょう。
・単純なテキストのみの画像
・スタンプ内に誤字があるもの
・タイトルや説明文に、告知文言が入っているもの(○月○日発売予定など)
・URLが表示されているもの
・ハートなどの絵文字や機種依存文字が入っているもの
・既存キャラクターのポーズなど類似表現を含むもの
・セットの中でスタンプの内容・構図が重複しているもの
友人や家族、ペットの写真で作ると、コミュニケーションがより豊かになるLINEスタンプ。これからやってくる夏休みの思い出写真を使って、楽しいオリジナルスタンプを作ってみるのもおすすめです。
LINE Creators Studio写真を使ってLINEクリエーターズスタンプを作成・申請・販売できるアプリ。現在、日本のApp Store、Google Playで限定公開中。ダウンロード無料。