2017. May. 20
インターネットのサービス分野で活躍していた町野 健氏が、インドネシアで家具工場を経営する和田 直希氏と出会って生まれたメーカーKAMARQ(カマルク)は、音を奏でるテーブルなど、これまでにない家具を生み出しています。
今回は、町野氏にKAMARQは何を実現しようとして立ち上げられたのか、今後どんな展開をお考えなのか伺ってきました。
町野氏にKAMARQを立ち上げた動機、製品に込めた思いをたずねると、
「KAMARQとは、インドネシア語で『わたしの部屋』という意味です。
家具とインターネットを掛け合わせることで、これまでにない、新しい価値を創造して、『わたしの部屋』をより豊かにしたいと思い、立ち上げました」とのことでした。
「温度や湿度、明るさを測る照度計、音を奏でるスピーカーそれぞれは独立したものとして、暮らしを豊かにしてくれますし、家に置くことは可能ですが、ものが増えていくと、部屋の中がごちゃごちゃになってしまいます。」と町野氏。
さらに、ドアの開閉を感知するセンサーなどは、部屋の中で目立ち、気になってしまい、部屋を物理的にも心理的にも狭くしてしまうと言います。
「SOUND TABLE」はテーブルそのものがスピーカーとなることで、暮らしに音が溶け込み、「MEMORY DOOR」はセンサーを内蔵することにより、意識の中からセンサーの存在を消してくれます。
町野氏は「KAMARQの家具はいろいろな機能を省スペースで実現することで、部屋をごちゃごちゃにせずに、物理的にも世界を広くします」と語りました。
家具が物と一体化することで、新たな暮らしかたが拡がるんですね。
町野氏に今後の展開についてお聞きすると、夏に発表予定の「家具の所有の概念を変えるプロジェクト」のお話が出てきました。
これまで「家具を持つ」ということは、そのときに住んでいる部屋に入る家具を購入して、引っ越して、部屋が変わったら、また買い直したり、色やサイズなど、部屋にマッチしていない家具を我慢して使ったりすることでした。
町野氏は、
「そういう家具との付き合いの不自由さからも解放する、新たなプロジェクトを用意しています」
と語りました。
KAMARQは画期的製品を作るだけでなく、商品とユーザーの関係さえ変えることを考えています。これは本当に画期的なプロジェクトです。夏の発表をお楽しみに!
KAMARQの家具は、音を奏でたり、センサーを内蔵したり……といったインターネットと結ばれた家具だけではありません。「SOUND TABLE」を食卓に使うときに欠かせないベンチやテーブルチェアなども、もちろん揃っています。
KAMARQの家具は、KAMARQのオンラインショップで購入できます。クレジットカードの他、商品到着後にコンビニ支払や銀行振込、郵便振替で支払えるNP後払いも利用可能です。
「毎日使うものは実際に見て、触ってみないと……」という方も多いでしょう。全国12店舗の「リビングハウス」にKAMARQの家具が置かれていますので、お近くの「リビングハウス」に足を運べば、実際にKAMARQの家具を体験できます。
あなたも世界を広くする家具を試してみてはいかがでしょう?
KAMARQの家具はこちらから購入可能です。
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