2019. Jul. 25
ほうじ茶、落雁、ラムネ、力士、黒革…実はこれ、すべて香水の名前なんです。普段香水を使っていない人でも、一体どんな香りなのか気になるのではないでしょうか?
日本人の独特な美意識や伝統、文化を香りに落とし込み、和をコンセプトとして生みだされるメイドインジャパンの香水ブランド「J-Scent(ジェイセント)」をご紹介します。
日本発のフレグランスクリエイター「LUZ(ルズ)」。香水メーカーとして日本国内に香りの専門ラボと自社製造工場を持ち、香りのクリエーションから商品化までの一括製造体制を築いています。
J-Scentは、香りのプロフェッショナルであるLUZが試行錯誤を繰り返しながら2017年に完成させた独自ブランド。香りを混ぜるのではなく、「和(あ)える」という考え方で、日々の暮らしになじむ自然な香りの香水を生み出しています。
J-Scentの香水シリーズから、この夏注目の新商品が登場します。hintos編集部でも一足お先にその香りをお試しさせてもらいました。
新しくシリーズに仲間入りしたのは、「恋雨/Koiame」「薄荷/Hakka」「木屑/Wood Flake」の3つの香りです。これまたネーミングからして斬新なラインナップですね。それぞれの香りの印象をご紹介します。
コンセプト:「雨」をテーマに、心に刻まれた愛しい記憶を想起させる香り
ネーミングとコンセプトから、私は初恋のような初々しいイメージを思い浮かべました。香りの第一印象もそのイメージに近い愛らしさと清潔感を感じさせ、香水を初めて使うような若い女性にもよく似合いそうです。落ち込んだり迷ったりしたときも、こんな香りをまとっていれば初心にかえって前向きに取り組める気がしました。
コンセプト:透き通るような軽やかさの天衣無縫な香り
薄荷も日本人にとってはおなじみの香りですね。すっきり透明感のある中にもほんのりとした甘さが感じられて、汗ばむこの季節には特にぴったりだと思います。ユニセックスな印象もあり、男性へのギフトにもおすすめかも。
コンセプト:木屑や廃材から感じられる繊細なニュアンスを表現した香り
「木屑」というのも香水の名前としてはなかなかに衝撃的ですね。リラックスできる優しい香りで、目を閉じれば新しい家具を作っている工房にいるような心地よいイメージが膨らみます。
どの香水も、ふわっと情景が浮かんでくるような、とても想像力を掻き立ててくれる香りです。新商品の恋雨、薄荷、木屑の発売は8/1〜とのことなので、ぜひお試しあれ。
とにかくユニークなラインナップのJ-Scent。どの香りを選ぶか迷ったら、まずは3種類の香りを一度に試せるサンプルセットの注文がおすすめです。
こちらはラムネ、柚子、力士のセット。各0.5mlのミニボトルが3つセットになって、税別1,000円で送料無料というお得な価格でお試しができます。
中でも私がダントツに気になっていたのが「力士/Sumo Wrestler」。ものすごくインパクトのあるネーミングです。商品説明によると「凛としたお相撲さんからほのかに漂う、びんつけ油の香り」とのこと。お相撲さんの香りって一体…!??
実際に嗅いでみるとそのパワフルなネーミングとは裏腹に、第一印象は「ふんわり甘く、可憐な香り」。といっても、甘いばかりではありません。お香のような落ち着き感のある香りも同時に感じられて、これがまさに「ザ・和風」な、懐かしくも不思議な感覚を呼び起こしてくれるのです。J-Scentシリーズのサンプルはすべて嗅いでみたのですが、力士の香りは個人的に特に印象強く、心惹かれる香りでした。
J-Scentの香りは、香水としては今までに出会ったことのないような、それでいて日本人にとっては馴染み深いイメージの香りばかりです。これまで香水が苦手だと思っていた人も、ピンとくる香りに出会えなかったという人も、日本ブランドのJ-Scentならしっくりくるものに出会えるかもしれませんよ。
「J-Scent フレグランスコレクション」
・Eau de Parfum 50ml
・香り:全20種(※2019年8月1日発売の新商品を含む)
・価格(税別):3,500円
「サンプル3本セット」
・0.5mL×Eau de Parfum 3種類
・価格(税別):1,000円 ※送料無料