2018. Sep. 11
iPhoneでは顔認証や指紋認証といった本人確認が一般的ですが、「パスコードによる認証」はどの世代のiPhoneにも共通して使われるセキュリティスタイルです。もしパスコードを忘れてしまうと、iPhoneの充電切れ状態から初めて端末を立ち上げるときや再起動のときなどに端末にアクセスすることができなくなってしまいます。ここでは、万が一iPhoneのパスコードにロックがかかってしまった場合の解除方法や実際にパスコードを間違えたときにどのような表示が起こるかをご紹介します。
まず、パスコードを間違え続けるとどうなるのでしょうか?回数に応じて次の2つの動作が現れるよう設定されています。
「iPhoneは使用できません ◯分後にやり直してください」というメッセージが表示される。10回目までにパスコードが分かれば、ロックはそのまま解除される。
パスコードによるiPhoneロック解除が困難になる。同期済みのiTunesに接続し、初期化(本体データが全て削除された状態)することによって解除可能となる。
「◯分後」については、ミスする回数が増えるほど、その時間は長くなっていきます。6回目の時点では解除されるのは1分後です。(なおiPhoneの設定によっては、10回目の失敗をした時点で「初期化」される場合があります。)
iphoneを以前と同様に使えるようにするには、初期化したあとにiphoneにバックアップデータを取り込んで復元する方法があります。
まず、初期化はパソコン(PC)による作業のため、手元にお使いのPCを用意してください。ここでは解除のための3つの方法をご紹介します。
PCから https://www.icloud.com/#find にアクセスするとiphoneの現在位置とともに端末情報が表示されます。。この時には「iPhoneを探すがON」、「位置情報サービスがON」になっていないと画面には表示されません。 下記画面の左上にある赤四角を押すと、該当端末は初期化されます。
もしiCloud.com 以外の方法でパスコード初期化を実施するには「iPhoneを探す」が「OFF」にする必要があります。そのため、「iCloud経由で設定をOFFに変更」または「家族や友人のiPhoneからiPhoneを探すを利用してOFFに変更」を実施してください。
「iPhoneを探すをOFF」にしたら次の2つの方法を試していきます。
これは、一度でもPCにiPhoneを同期させたことがある人が使用できる方法です。画面のように手持ちのiPhoneとPCを同期(接続)させ、「iPhoneを復元」を選択することによって、初期化したあとに、最新のバックアップデータでiphoneを復元することができます。
もしiCloud.comへの接続やiPhoneを探すがOFFにできかったり、同期させたことのあるPCが手元になかったりする場合には、「リカバリモード」からの解除が有用です。
リカバリーモードは以下の4つの手順で実施します。
iPhoneではパスコードを解除するための「初期化」も、状況によっては避けて通れません。そのため日頃からiCloudへのバックアップを習慣化することをおすすめします。パスコードにロックがかかってから「バックアップを取っていなかった」としても、アップルストアなどの専門店に持ち込んでもどうしようもできないということだけは忘れないでください。
iPhoneのパスコードは、使っているiPhoneを守るためにも重要なセキュリティです。もしものときに備えて、パスコードを忘れないのはもちろん、実際のロック解除の方法も念のため覚えておきましょう!