2018. May. 25
iPhoneユーザーならば、iCloud(アイクラウド)という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。でも正直、どのようなものなのか、よくわかっていないなんて方も多いのでは? 実はこのiCloud、かなり便利なんです! そこで今回は、iCloudの基本的な使い方を説明します。
iCloudとは、Appleが提供しているクラウドサービスの名称です。端末と同期することで、端末上の様々なデータをネット上に保存でき、変更もリアルタイムで反映されるという優れもの。また他にも、「iPhoneを探す」機能やWebサイトのユーザーIDやパスワードを記録する「iCloudキーチェーン」などのサービスが含まれています。
iCloudを利用したい場合は、利用端末でiCloudを設定する必要があります。
手順は、「設定」→「iCloud」と進み、Apple IDとパスワードを入力。「サインイン」をすることで完了します。
iCloudは5GBまでのストレージ容量は無料で利用することができます。もし端末数やデータ量が増えて、5GBで足りなくなった場合は、有料プランへアップグレードすることができます。有料プランの料金は、税込50GBで月額130円、200GBで月額400円、2TBで月額1300円となっています。
ストレージ容量を増やしたい場合は、「設定」からユーザー名をタップし
「iCloud」→「ストレージを管理」→「ストレージプランを変更」から行うことができます。
iCloudと端末を同期していれば、写真は自動にバックアップされます。また「設定」を開き、アカウントネームをタッチ、「iCloud」と進むことで、アプリごとにiCloudでのバックアップのオン・オフを設定することができます。
またバックアップは一日一回、自動で行われますが、「iCloud」→「iCloudバックアップ」→「今すぐバックアップを作成」から、手動で行うこともできます。
データを復元する際は、iPhoneを一度、リセットする必要があります。
「設定」から「一般」→「リセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」と進みます。
リセット終了後、iOS設定アシスタントが表示されるので、指示に従って、復元を行うことができます。
友人や家族と写真を共有したいという時に役立つのが、「写真共有」機能です。「写真共有」機能では、選択した写真や動画を特定のメンバーにのみ公開することが可能。また公開設定をオンにしてURLを知らせれば、不特定多数の人に公開することもできます。
まずは、「iCloud」から「写真」を選択し、「iCloud写真共有」のバナーをONにします。そこまでしたら準備完了です。
次に「写真」アプリを開いて、「共有」を選択。左上の「+」マークをタップし、アルバム名を決めて、「次へ」をタップ。
宛先に共有したい人物のApple IDを入力して「作成」を押せば、共有アルバム作成が完了します。
あとは、共有したい写真や動画をアップロードするだけです。また相手がアップロードした写真や動画なども、そのアルバムに表示されます。
他にも、「共有」の左上にある「+」マークからアルバムの数を増やしたり、アルバム内の「+」から写真の追加、「メンバー」から共有メンバーの追加などが後からでもできます。
なお、一つのアルバムに保存できる写真とビデオは合計5000件で、100個までアルバムは作れるのだとか。つまりなんと最大50万件の写真や画像を保存することができるということになります。加えて、「共有」にアップロードされた写真やビデオの容量は、iCloudのストレージを消費しないようなので、積極的に使っていきたいですね。
以上、バックアップや写真の共有など、iCloudの基本的な使い方を紹介しました。つかいこなせれば大変便利なこの機能、ぜひ試してみてください!