2018. Jun. 10
大切なスマホのデータ。iPhoneのバックアップをとろうとしても、時間がかかりすぎて、断念した経験はありませか? iPhone内のデータは、iTunesまたはiCloud上でバックアップを取ることができますが、実はどちらを使うかでバックアップにかかる時間が大きく変わるんです。今回は、バックアップの種類と、少しでもバックアップ時間を短縮する方法について説明します。
iPhoneのバックアップは、PCが必要となるiTunesを使う方法と、AppleのクラウドサービスiCloudを利用する方法の2種類があります。ずばり結論から言うと、バックアップ時間が短いのは、圧倒的にiTunesです。
USBケーブルで直接データを送信するため、iCloudと比べると格段に時間がかかりません。またiTunesアプリがインストールされたPCが必要という難点はありますが、データ保存容量はPCのスペック次第でほとんど気にする必要がありません。
時間がかかるうえ、データ保存容量が5GBを超えると有料になってしまうという欠点はありますが、Wi-Fiが繋がればどこでもバックアップをとることができ、いちいちパソコンと接続する必要もありません。
自宅で定期的にバックアップをとるにはやはりiTunesを使うのがおすすめですが、iCloudでのバックアップの気軽さも捨てがたいところ。そこでiCloudでバックアップをとる際に、なるべくバックアップ時間を短縮する方法を紹介します。
iCloudでのバックアップ時間を短縮するには、まずデータを整理して、不要なバックアップを取らないようにしましょう。無料で利用できる5GBの保存容量をなるべく確保することにも繋がります。
思いの外、データ容量を圧迫し、バックアップにも時間がかかるのが、写真と動画。特に動画は、バックアップ時間を長くする最大の要因にもなりかねません。今一度、フォルダを整理して、いらない写真や動画は削除してからバックアップをとるようにしましょう。
意外と盲点なのが、バックアップ不要なアプリのバックアップ設定をオフにするということ。過去の利用データを保存しておく必要がないアプリは、たくさんあるかと思います。中でも特に設定をオフにしておくべきアプリはiPhoneに標準搭載されている「safari」。実は、safariやGoogle chromeといったブラウザアプリには、ネット閲覧の履歴データが大量に蓄積されており、これがバックアップ時間を大幅に長引かせる原因の一つにもなっているのだとか。なので、改めてアプリのバックアップ設定を確認してみましょう。
ちなみに設定は、
「設定」→ユーザー名をタップ→「iCloud」→バックアップ不要なアプリのバナーをオフに という手順で行うことができます。
端末の位置情報をリアルタイムで送受信しているiPhoneの位置情報サービスは、通信にかなりの負担をかけています。バックアップ時にはWi-Fi通信を早めるために一時オフにすることをおすすめします。
位置情報サービスのオフは、
「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」→バナーをオフに という手順で行えます。
iPhoneはホームボタンを押すことで、アプリを閉じることができますが、これはアプリを終了できたわけではありません。iPhoneでアプリを終了するには、ホームボタンを二回連続でタップし現在開かれているアプリ一覧を表示し、終了させたいアプリを上方向に消えるまでスライドする必要があります。
終了をしていないアプリ、裏で働いていたり、通信を行っているため、端末のデータ処理速度が遅くなってしまいます。バックアップ前には、一度、全てのアプリを終了させましょう。
以上、iPhoneのバックアップ時間を短縮する方法を紹介しました。やはりPCとUSBケーブルがある場合は、iTunesを使うのがよさそうですが、iCloudでのバックアップも工夫次第でかなり時間が短縮できそうですね。自分の生活にあった方法で、スマホのデータを保護してみましょう。