2019. Mar. 26
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おいしいお菓子1つで周りの人と会話がはずんだり、もうひと踏ん張りできたり……お菓子のパワーに助けられている人も多いのでは?
この連載では、お菓子のエキスパートが「食べてみて想像以上の発見があったもの」と自らハードルを高く課したお菓子を、なんと全国各地から5つピックアップしてご紹介!
選んでくれたのは、お菓子勉強家の松林千宏さん。
「テレビチャンピオン お菓子通選手権」(テレビ東京)ほか、3度の優勝。現在「お菓子勉強家」として活動し、TVや雑誌などのメディアでも幅広く活躍中!
フロインドリーブは神戸市に1924年に創業したパン屋さん。ドイツで製菓を学んだ2代目フロインドリーブ氏が、クッキーや洋菓子作りに力を注ぎ、スィートハートよりひと回り大きな大ミミを販売しました。のちに贈り物にぴったりな、10個入りで1,900円(税抜・送料別)のスィートハートが誕生。「ミミ」はドイツで幸福のシンボルである豚の耳がモチーフで、ドイツでは一般的なパイなんです。
このお菓子を選んだ理由を、松林さんに伺いました!
松林さん「出張があるときはいつも、近くに美味しいお菓子がないかな?って調べてから行きますが、神戸出張のときにここのお菓子を見つけました。本店までは残念ながら行く時間がなかったんですけど、スィートハートは駅にも売っていて買って帰ることができました。駅でもわずかしか残っていないほどの人気ぶりなんですよ! リボンがかかっていて、ギフトにもいいと思います」
松林さん「箱の内側はゴールドで、高級感もあります。ここのお菓子はネット販売をしていないんです。型も使わず全部手作業で作っているので、大量に製造ができないんですって。美味しいものはたくさん作れないし、お店に行かなきゃ買えない。でもだからこそ、神戸に行くと思い出して、食べたいなって思う。それって素敵なことですよね」
松林さん「バターにもこだわっていて、フロインドリーブオリジナルだとか。熊本からフレッシュな状態で直送しているそうですよ! パン屋さんが作るパイだなって感じる、味わい深いパイなのでぜひご賞味ください!」
松林さん「裏の食品表示ラベルの原材料で、添加物は『/(スラッシュ)』以降に表示するような法律ができました。2020年3月31日製造分までは、旧表示でもいいのですが、もう多くの食品でスラッシュが付いた表示に変わってきています。こちらのパイは添加物表示がないので、添加物が気になる方にも安心です」
さてお楽しみの実食タイム。中ミミという真ん中サイズですが、それでもひと口では食べられない大きさですよ!