2019. Jan. 10
Excelといえば、データの管理だけでなく、入力したデータからグラフを作成するのにも便利ですよね。しかし、ただグラフ化するだけでなく、目的に応じて伝わりやすいものだったり、カスタマイズしたかったりするのですが、慣れていないと時間がかかってしまうもの……そこで今回は、覚えておくと便利な5つの事例でのグラフの作り方をご紹介していきます!
2軸のグラフ作成は、2つの項目を同時に確認したいグラフの作成で便利です。
たとえばこのような、年間を通じて降水量と平均気温の相関関係を見たい……なんてときに1度にグラフ化できたら便利ですよね!
それでは作成方法を見ていきましょう。
まず、グラフ全体をドラッグし選択します。
そして、「挿入」タブよりグラフを選択します。ここではまず「集合縦棒」というグラフを選択しましょう。
すると、両方とも縦棒のグラフが作成されます。どちらかを折れ線グラフにしたいな、というときは、
折れ線グラフにしたい方(この場合は赤い棒部分)をどこでもいいので右クリックします。
そして「系列グラフの種類の変更」をクリックしましょう。
すると好きなタイプにグラフの変更ができますので、ここでは「折れ線」を選択します。
これで完成です!これはExcel2010の場合ですが、バージョンによっては「グラフの挿入」時に「組み合わせ」を選択することで最初から2種類の組み合わせを指定することもできます。
グラフを作ってみたものの、思っていたような項目の統計ではなかった場合、異なる指標でみたいなと思った場合などに縦軸と横軸を入れ替える方法です。
グラフの入力からやりなおす必要はありませんよ!
まずは変更したいグラフをクリックした状態で「ファイル」にある「データの選択」をクリックします。
すると、上記のような画面が出ますので、「行/列の切り替え」をクリックしましょう!すると一瞬で縦軸と横軸が入れ替わりますので、「OK」を押して終了です!一瞬ですね!
円グラフを作成した場合、何もデータの値・パーセンテージなどが表示されないと詳細が知りたい場合困ってしまいますよね。そんなときにデータラベルを表示する方法です。円グラフの内訳や、各大きさがどのくらいの値から構成されているのかをしるのに必要です。
まずはグラフをクリックし、「デザイン」タブの希望のレイアウト部分をクリックします。
すると、今回は指定した、「グラフタイトル」と「データラベル」両方が反映されました!
では、パーセンテージだけでなく数値も一緒に表示させたい場合はどうすればいいのでしょうか?
その場合は、
データラベル上で右クリックし、「データラベルの書式設定」をクリックします。
そして、表示させたい内容にクリックを入れていきましょう。今回は「値」と「パーセンテージ」ですね。
「区切り文字」を「(改行)」に変えるのも忘れないようにしましょう。
すると、上段に数値、下段にパーセンテージが表示されました!
経費削減のために、「社内の会議資料は白黒で!」と言われますよね。しかし、エクセルで作成したグラフはモノクロで印刷するとそれぞれの色の違いが見えづらいことも……そこで、モノクロ印刷をすることが分かっている場合には事前にグラフ表示の「パターン」を変更しておきましょう!
まずは該当のグラフの棒部分で右クリックし、「データ系列の書式設定」をクリックしましょう。
そして、「塗りつぶし」の「塗りつぶし(パターン)」を選択し、それぞれの見分けがつきやすいものを選択していきます。
するとこのように、モノクロ印刷したとしても区別のつきやすい模様になりました!
以前作成したあのグラフと同じもので、データの数値だけ変えたい……!でもイチから作り直すのはとても手間がかかる……!そんなときに便利な方法です。
まずは以前作成したグラフをコピーしましょう。グラフの上でクリックしてから「コピー」マークをクリックします。
そして、「形式を選択して貼り付け」をクリックし、
「書式を貼りつけ」をクリックしましょう。するとグラフの書式だけコピーできるので、データ部分だけ書きかえれば新たなグラフを作成することができます!簡単です!
今回は覚えておくと便利な5つのグラフの作成方法をご紹介しました!効率よく仕事を進めるためにExcelとグラフ作成を活用するのに手間取っていては本末転倒です。ぜひいざというときのために練習して習得しておきたいですね!