2018. Nov. 19
Excelでデータ入力をする際に、勝手に四捨五入されてしまって困ることや、逆に小数点以下を四捨五入して表示したいと思ったことはありませんか?Excelで四捨五入を使いこなすことができれば、四捨五入を求められる請求書や売上管理などで、「データ入力は合っているのに微妙に合計が合わない!」なんてことがなくなりますよ!
まずは、入力した数値を四捨五入したい場合の方法をご紹介します。
「ROUND関数」を使うことでカンタンに設定することができます。
たとえば、元の数値「123.456」を四捨五入したいとします。
このとき、「ROUND関数」の「桁数」を変えることで、どの部分で四捨五入するかを指定することができます。
桁数の欄に「-2」と入力すると、整数第2位で四捨五入されますので、「123.456」は「100」
となります。
桁数の欄に「-1」と入力すると、整数第1位で四捨五入されますので、「123.456」は「120」
となります。
桁数の欄に「0」と入力すると、小数点以下が四捨五入されますので、「123.456」は「123」
となります。
桁数の欄に「1」と入力すると、小数点第2位で四捨五入されますので、「123.456」は「123.5」
となります。
桁数の欄に「2」と入力すると、小数点第3位で四捨五入されますので、「123.456」は「123.46」
となります。
これらをまとめるとこのようになります。
場合によっては、数字は四捨五入させたくない!という場合もあると思います。
そのときは、小数点以下の表示桁数を調整して、勝手に四捨五入させないようにしましょう。
この場合は……
小数点以下の表示桁数を減らして、希望する桁数まで調整していきましょう。
ここで注意しなければいけないポイントがあります。
セルの幅が狭いと、小数点以下の数値がその幅に合わせて四捨五入されてしまいますので、もし四捨五入をしたい場合には、元の数値が全て表示されるように列幅を広げましょう。
また、小数点以下の表示桁数がすべて表示されているかにも気を付けましょう。
地味に合計数値が合わないなど、データ入力への影響を及ぼす「四捨五入問題」。これらを使いこなすことができれば、Excelでデータ入力時のストレスが減りそうですね!