2018. Nov. 13
エクセルのチェックボックスってご存知ですか?箇条書きリストの行の先頭によくある、「レ点を書き込む四角」のこと。コレです。
タスクリストやチェックシートなど、お仕事で使えると便利ですよね。チェックボックス付きのファイルはExcelではどのように作成すればよいでしょうか?今回は、Excelで作成したタスクリストを例に、チェックボックスを追加する方法をイチからご紹介します。応用編の便利な使い方も!
※本文中ではExcel2013を使って解説しています。Excel2016版や他のバージョンとは操作画面が異なる可能性がありますが、流れは基本時に同じです。
こちらのタスクリストにチェックボックスを追加していきます。
まずは下準備。画面上部の「ファイル」・「ホーム」「挿入」…と並んでいる「リボン」と呼ばれるメニュータブに「開発」というタブを追加します。
「ファイル」→「オプション」をクリックすると、こちらのウィンドウが表示されます。「リボンのユーザー設定」で「開発」にチェックを入れて、「OK」をクリック。
これで、リボンに開発のタブが追加されました。ここから実際にチェックボックスを作っていきます。
「開発」タブの「挿入」をクリック。次に「フォームコントロール」のチェックボックスマークをクリックし、チェックボックスを入れたい箇所にドロップ。
チェックボックスの横に「チェック1」とテキストが入っているので、これを削除します。文字の上にカーソルを合わせると文字の編集が可能です。チェックボックスを右クリックして好みの位置に移動させます。そして、チェックボックスを置いたセルの「+」マークををドラッグしてオートフィル。
これで全項目の先頭にチェックボックスを付けられました!
・チェックボックスを削除するには…
削除するには、削除したいチェックボックスを右クリックして選択してから、キーボードの「delete」か「backspace」を押せばOKです。
・チェック済みの項目をカウントする
「タスクリストのうち、完了していないのは何項目?」なんていうのも一目でわかるようにできちゃいます。
各項目、チェック済みは「TRUE」・未チェックは「FALSE」と表示させて、それぞれの数を集計します。
まずは、チェックボックスにカーソルを合わせて右クリック。「コントロールの書式設定」をクリックするとウィンドウが現れます。「値」を「オン」に、「リンクするセル」でTRUEもしくはFALSEを表示させたいセルを指定して、「OK」をクリック。
これで、項目の横のセルにTRUEもしくはFALSEが表示されました。
あとは、TRUE(=チェック済み)の数をCOUNTIF関数で集計して表示させます。COUNTIF関数とは、指定された範囲で検索条件に一致するセルの数を集計するものですが、ここでは、セルD3からD8の範囲で「TRUE」と書かれたセルの数を数えるように設定します。数式にすると、「=COUNTIF(D3:D8,TRUE)」となります。
これで、できました!
・チェック済み項目だけに色を付ける
更にリストを使いやすいものにするため、未チェック項目のセルに色を付けてみます。この設定をしていくと、パッと見ただけでチェック済みか未チェックかわかりやすい。特に項目が多いときに便利ですね。
この設定は「条件付き書式」を使います。まずは、未チェックのとき色を変えたい範囲をドラッグして指定します。次いで「ホーム」タブの「条件付き書式」→「新しいルール」をクリック。
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックして、数式を入力します。「TRUE/FALSE」セル(D列)がFALSEだったら、項目(C列)に色を付けるように指定する数式です。先ほどドラッグで指定した「未チェックの時色を変えたい範囲」の一番上の行の「TRUE/FALSE」セル=”FALSE”という数式にするので、この場合は「=D3=”FALSE”」と入力。さらに「書式」でセルの色を指定して、「OK」をクリックします。
すると、このようになりました。一目でわかりやすい!