2016. Sep. 13
「ブランド売るならブランディア♪」のCMでおなじみの、ブランド買い取りサービスのブランディア。数あるリサイクルサービスの中でも、7000以上(取材日時点)のブランドを取り扱い、査定用のキットから送料、査定、返品までがすべて無料という太っ腹サービスが人気の老舗です。
そんなブランディアの裏側はどうなっているのか。買い取り金額をアップするコツや、大量の商品をどうやって管理しているかなど、気になる点をお聞きしてみました!
お話をうかがったのは、ブランディアを運営するデファクトスタンダードの菅原亜美さん。
ブランディアのメインユーザーは、主婦層を中心とした30~40台の女性。一度ブランディアを利用した人のリピート率はなんと約50%! 半数の方が気に入ってサービスを継続し、季節ごとにクローゼットを変えるがごとく売る方もいるそうです。また、金額では、数百万円を超える買い取りもあります。
ブランディアには、毎日全国から1000箱以上の買い取り希望品が届きます。一番多いジャンルは洋服。人気のブランドや服は買い取り希望も多いですが、あくまで過去の買い取りデータをもとに金額をつけているため、同じ商品が大量に届いても価格が下がることはないとのことでした。
取り扱っているブランドは7000以上(取材日時点)。売り上げや流行などを考慮し、日々更新しているそうです。「現在はジャンルを増やすというより、ハイブランドやショップブランドといった、ブランディアの売りである“ブランドの買い取り”を強化しております」と菅原さん。
「このブランドは売れるかな?」と思ったら、公式サイトで、取り扱いブランドをチェックしてみてはいかがでしょうか。
気になるのは、実際に売った時、どれだけ高く売れるのかということ。ブランディアでは、特に売り時というものはなく、季節による影響もありません。「手放そうかなと思ったときが“売りどき”です」なんだそう。
それでも、売る側としては少しでも高く買ってほしいですよね。ズバリ高く売るコツを聞いてみたところ、商品単価の高い時計やカバンなどは、買い取り金額が高いものが多いようです。洋服では、1年を通じてコートがおすすめ。また、“買い取り強化アイテム”であれば、通常より買い取り価格が高くなるので、マメに強化アイテムをチェックしておくこともよいでしょう。
さらに、少しでも利益をあげるためには、わざわざクリーニングに出すなどの無駄な出費はおさえること。クリーニング代金が査定で上乗せされるわけではないので、家庭でできるだけきれいにする範囲で構わないそうです。
それから、昔に着ていた服を売りたいけれど、流行遅れの古い服でも大丈夫なのか心配だったのですが、40代の方が若い頃に着ていたブランド服を売るケースもあり、取り扱いブランドであれば、20年以上前の服でも受け付けてくれます。これは心強いですね!
では、買い取り金額はどうやって決まるのでしょうか。
ブランディアでは、過去10年分の買い取りデータを元に、専任のスタッフが厳しい目で査定しています。箱や保管袋といった付属品はあるにこしたことはないですが、そこまで大きな違いはないようです。
届いた品物は、東京にある本社の専用倉庫で厳重に管理されています。数々のブランド品が眠る倉庫は、まさにお宝の山! せっかくなので、このブランディアの倉庫を実際に見せていただくことにしました。
というわけで、次回の中編では、関係者以外立ち入り禁止の巨大倉庫をレポートしたいと思います!