住まい・生活

9/1は防災の日!専門家に聞いた「今こそ見直したい防災のポイント」とは?

2017. Aug. 31

約90年前の9月1日に発生した、関東大震災にちなんで制定された「防災の日」。阪神大震災、東日本大震災、記憶に新しいところでは昨年の熊本地震など、たくさんの地震が起こっていますね。地震だけでなく、竜巻や火災など身近なところに「災害」は発生しています。

みなさんは日頃どのくらい防災を意識していますか?
今回は防災の専門家として活躍する高荷智也さんに、自分・大切な人を守るための防災のポイントについてお伺いしました!

防災の日をいいきっかけとして、日頃の備えを見直してみてはいかがでしょうか?

高荷智也さん
「自分と家族が死なないための防災対策」と「経営改善にもつながる緊急時に役立つBCP」のポイントを解説するフリーの専門家。分かりやすく実践的なアドバイスに定評があり、テレビ・新聞・メディアなどへの出演多数。

防災はマスト!日本で暮らすなら全員備えが必要です!

30数年生きてきて、避難経験のない筆者。地震・竜巻・火災のニュースを見ることはあっても、なかなか自分事だと思えません。日本で暮らす人のうち、どのくらいの人が防災をする必要があるのでしょうか?

日本では全員が防災をする必要があるそう。海沿いは津波、山沿いはがけ崩れなど比較的災害が起こりやすいのですが、そういったところとは無関係の場所に住んでいても防災をする必要はあります。その原因は火災。火災は日本中どこでも発生します。

消防庁の資料によれば、平成28(2016)年の、総出火件数は36,831件、死亡者は1,452名、これは平成28年のいわゆる水害・土砂災害・震災などの「自然災害」全ての死者の合計値をはるかに上回る数です。
(参照:http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/h29/07/290728_houdou_1.pdf

災害が起こりにくい場所に住んでいたとしても、火災に巻き込まれたら住むところがなくなりますよね。自然災害より火事の方が多く、誰でも巻き込まれる可能性があるということを頭に入れておきましょう。

筆者自身も昔住んでいたマンションで出火騒ぎがあり、消防車が何台も来たことがありました。実際はなにもなかったのですが、本当の火事だった場合、その場で避難しなければならなかったんですよね…。

そう考えると火事は他人ごとではなさそう。

実際に非常持出し袋を作ってみた!

水・食料などは家で避難生活を送る場合の準備はしていたものの、すぐに家を飛び出なければいけない場合の持ち出し袋は作っていませんでした。今回不安になったので、玄関の横に準備することに。
避難までの時間を最短にするために作る持ち出し袋なので、必要最低限のものを、重量は最大でも5kg以内、走って移動できる重さまでだそう。

30代夫婦2人暮らしの我が家で今回準備したのは以下。

防水パーカーと帽子は別に玄関にセットしました
  • 身を守る(軍手/マスク/レインコート/懐中電灯/帽子/救急グッズ
  • 情報を得る(ハザードマップ/ラジオ/充電器/電池) …絶賛準備中です!
  • 必需品(簡易トイレ/水・非常食/下着などの着替え
  • 個人の必需品(コンタクト/メガネ/薬/女性用品 など
  • 貴重品など(免許証・保険証コピー/両親などの連絡先/写真)…赤いケースに入っています

食品やコンタクトなどは、新しいものを買ったタイミングで入れ替えをして、適宜交換していこうと思います!

玄関にスノボグッズを置いてある棚を作っているので、その一画にリュックをセットしました!これなら靴を履くときに一緒に持てるので楽ちんです。

持ち出し袋だけじゃなく、災害に備えるには他になにをすればいいの?

すぐに避難できるような準備は整えたけれど…他にどんな備えをすればいいのでしょうか?高荷さんが教えてくれたポイントは3つ。家庭で防災を行う際の参考にしてみてくださいね。

1) 地震対策(不意打ちでやってくる「揺れ」、家屋に対するダメージへの備え)

まずは家を守る、地震対策。これには建物の耐震化、家具の固定、ガラスの飛散防止や初期消火対策などが挙げられます。

防災をするときに一番大事なのは建物の耐震化。いくら備蓄をしても家が潰れてしまっては意味がありませんよね。そのために地震で崩れにくい家に住むことはとても大事だそう。

1981年6月1日以降に制定された「新耐震基準」。これは耐震基準法が改正されたもので、震度6の地震に耐えうる構造をしていることになります。それより以前に建てられたものは、この新耐震基準制定前ですので、潰れる可能性があるとのこと。築36年以上経過している建物に住んでいる方は、できるならば引っ越しを検討したほうがいいそうですよ。

2) 避難計画(火災・水害・津波・土砂災害など、避難しなければ死ぬ災害への備え)

小学校などが避難所になっている場合も多いので確認しておきましょう

これはすぐに逃げなければならない場合。そのためには家族とハザードマップで災害と避難場所の確認をしておくこと、すぐに持って逃げられるような非常持出袋を準備しておくことが大切です。

3) 防災備蓄(避難所生活・長期の物資不足による「災害関連死・衰弱死」への備え)

備蓄されている方も多いと思いますが、それはこの項目。災害時、避難所・自宅での生活に備えた準備です。

家族全員が若くて健康であれば、それほどの準備はいらないそうですが、高齢者・妊婦・乳幼児・ペットなどがいる場合は災害関連死を防ぐための準備が必要だそう。家族に合わせた品物を準備する必要があります。そしてトイレ、最後に食料品などを備えるといいでしょう。

全てを防災専用に準備するとお金と場所をとるので、普段購入しているものを多めに買って、なくなったら買い足して「常に予備がある状態」にすれば負担なく実施できますよ。
私の場合、視力が0.05なのでメガネ・コンタクトがなければ外を歩けませんし、アトピー持ちなので薬も入れておいた方がよさそう。
持病がある方は薬、女性の場合は生理用品なども予備を置いておくといいとのことでした。

防災の専門家は外出先でも「備え」ていた!

取材日、実際に高荷さんが毎日持ち歩いている防災グッズを見せていただきました!
左から…

  • 上段:煙よけ、メガネ&コンタクト、懐中電灯、軍手
  • 下段:救急セット、携帯食料、電池、充電器、ラジオ

情報を遮断されないために、電池は10本ほど入っていましたよ。にしてもずっしり重いこの荷物を常に持ち歩いているなんてさすがです…。

防災の日をきっかけにして備えを見直してみよう!

日本で暮らすなら災害が来るかどうかではなく、災害がいつくるか、という心構えでいたほうがいいと教えてもらいました。もし実際に被災した場合、できるなら遠くの親戚のところに落ち着くまで疎開するのがベストだそう。被災地の人口を減らすことで、救助や救援物資がより円滑に回るようになるので、移動して人口を減らすのも1つの方法だそうです。
9月1日から1週間は防災週間。このタイミングで見直してみてはいかがでしょうか?

明日の防災の日は、hintosからのおすすめアプリ「我が家の防災ナビ」をご紹介します!
お楽しみに。

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